この記事では、医学部受験における総合型選抜(旧AO入試)について解説していきます。
医学部受験においては、個別の筆記試験を受ける一般入試が最も一般的ですが、推薦入試や総合型選抜など様々な入試方法があり、戦略的に受験を進めることが大切です。
総合型選抜の実施校一覧や対策のポイントなどを詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
医学部受験の専門家
妻鹿潤
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中
▼目次
【医学部受験】総合型選抜とは
まずは、総合型選抜とはどのような入試制度なのかについて解説していきます。
総合型選抜とは、大学が提示するアドミッション・ポリシー(※)に基づいて受験する方式で、かつてはAO入試と呼ばれていました。
総合型選抜や学校推薦型選抜では、アドミッション・ポリシーに合致した学生であるかが選抜の大きな基準になるため、しっかりと読み込んで理解しておくことが大切です。
総合型選抜では、学力を問う試験だけでなく、成績要件などが課されるほか、小論文や面接などの試験が課されることが特徴となっています。
そのため、合格するためには大学側が何を受験生に求めているか(=アドミッション・ポリシー)を理解し、面接ではその大学でどのようなことを学びたいかを自分の言葉で説明できるようにする必要があります。
次の章からは、どの大学において、どのような試験が課されるのかを具体的に見ていきます。
【医学部受験】総合型選抜の実施大学一覧(国公立・私立)
総合型選抜を実施する大学は、近年増加傾向にあります。しかし、医学部において実施している大学はまだそれほど多くはなく、全体の3割程度となっています。
とはいえ、総合型選抜の中には基準を満たせば高い確率で合格できるなど、一般入試よりも合格しやすい制度となっているものもあります。
医学部受験を有利に進めるためには、入試制度をしっかり調べておくこともとても大切です。
以下では、総合型選抜を実施している医学部を国公立・私立に分けて紹介していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
【医学部受験】総合型選抜の実施大学一覧①国公立
国公立大学の医学部で総合型選抜を実施しているのは、以下の15大学です。
- 旭川医科大学
- 北海道大学
- 弘前大学
- 東北大学
- 富山大学
- 筑波大学
- 金沢大学
- 神戸大学
- 広島大学
- 徳島大学
- 愛媛大学
- 高知大学
- 大分大学
- 福島県立医科大学
- 大阪公立大学
国公立大学の医学部は全部で51校(防衛医科大学校含む)ですので、およそ3割の大学で総合型選抜が実施されていることになります。
【医学部受験】総合型選抜の実施大学一覧②私立大学
続いて、私立大学の医学部で総合型選抜を実施しているのは、以下の12大学です。
- 岩手医科大学
- 獨協医科大学
- 順天堂大学
- 東邦大学
- 東海大学
- 金沢医科大学
- 藤田医科大学
- 大阪医科薬科大
- 兵庫医科大学
- 関西医科大学
- 川崎医科大学
- 産業医科大学
私立大学の医学部は全部で31校ですので、およそ4割の大学で総合型選抜が実施されていることになります。
国公立に比べると、私立の方が総合型選抜を実施している医学部の割合が多いことがわかります。
総合型選抜の具体的な内容
この章では、いくつかの大学の募集要項を参照しながら、総合型選抜がどのような制度なのかを具体的に見ていきたいと思います。
なお、最新の入試情報については、各大学のホームページなどで必ず確認するようにしてください。
①東北大学〔国立〕
東北大学には、共通テストを課さないII期と共通テストを課すIII期の二通りの総合型選抜があります。
・ 受験資格
現役のみ
成績はA段階(5.0〜4.3)
・ 選抜方法
1次:筆記試験、調査書
2次:小論文、面接
・ 出願期間
10/6〜10/19
・ 最終合格発表日
11/24
・ 受験資格
1浪まで出願可能
成績は不問
・ 選抜方法
1次:共通テスト、調査書
2次:面接、筆記試験
・ 出願期間
1/18〜1/22
・ 最終合格発表日
2/12
(参考:東北大学 入試センター | AO入試 (tohoku.ac.jp))
共通テストの受験が不要なII期は、現役のみかつ成績要件が課されるなど、受験資格が厳しいものとなっています。
一方、III期は共通テストの受験は必須であるものの、一浪まで可・成績要件無しなど、受験資格は緩やかです。
ご自身の状況と照らし合わせながら検討していくと良いでしょう。
②大阪公立大学〔公立〕
大阪公立大学の総合型選抜では共通テストの受験が必須ですが、二次試験で筆記試験は課されず、面接のみとなっています。
また、1浪まで受験が可能です。
1浪まで出願可能
成績は4.3以上
・ 選抜方法
1次:調査書、共通テスト
2次:口述試験、面接
・ 出願期間
1/15〜1/17
・ 最終合格発表日
2/13
(参考:総合型選抜|特別選抜|入試情報|学部・学域|入試情報サイト|大阪公立大学 (omu.ac.jp))
③岩手医科大学〔私立〕
岩手医科大学の総合型選抜は、1次試験のみとなっています。
また、2浪まで出願可かつ成績要件も3.8以上となっており、上述の東北大学や大阪公立大学に比べると、受験資格は比較的緩やかになっています。
2浪まで出願可能
成績は3.8以上
・ 選抜方法
1次試験のみ
基礎学力試験(英・数・理)、面接、調査書
・ 出願期間
11/1〜11/10
・ 合格発表日
12/1
(参考:入試概要 | 岩手医科大学 受験生サイト (imu-admission.jp))
④川崎医科大学〔私立〕
川崎医科大学の総合型選抜は、4浪まで可かつ成績不問と、受験資格がかなり緩やかであることが特徴となっています。
1次試験で課される総合型適性試験はいわゆる筆記試験のことで、英・数・理・国の4科目が出題されます。
4浪まで出願可能
成績は不問
・ 選抜方法
1次:総合適性試験、小論文
2次:調査書、面接
・ 出願期間
11/1〜11/7
・ 最終合格発表日
11/21
(参考:入試情報|川崎医科大学 (kawasaki-m.ac.jp))
以上のように、大学によって出願要件や試験内容は異なります。
大学によっては、面接や筆記試験のほかにプレゼンテーション形式やディスカッション形式の試験が実施される場合もあります。
総合型選抜での受験を検討する際には、募集要項を確認し、どのような試験内容なのかを調べるようにしましょう。
また、出願要件については満たしていないとそもそも出願できないので要注意です。浪人生の出願の可否や成績要件について、しっかりとチェックしておきましょう。
【医学部受験】総合型選抜の特徴
この章では、総合型選抜の特徴について、国公立・私立に分けてそれぞれ解説していきます。
【医学部受験】総合型選抜の特徴①国公立大学
総合型選抜を実施する国公立大学の特徴として、以下の2点が挙げられます。
- 共通テストが課される場合が多い
- 必要成績は概ね4.3以上
まず、国公立大学の総合型選抜では、多くの場合共通テストが課されます。
受験科目は5教科7科目型が主流ですが、具体的な科目については各大学の募集要項を確認するようにしましょう。
成績要件は、4.3以上としている大学がほとんどです(旭川医科大学の「北海道特別選抜」のみ4.0以上)。
中には成績不問の大学もありますが、調査書の提出は必須です。そのため、成績要件を設けない大学であっても、4.3以上が目安になると考えられます。
【医学部受験】総合型選抜の特徴②私立大学
私立大学の総合型選抜の特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- 必ずしも共通テストは課されない
- 学科試験が課されることが多い
- 成績要件は概ね3.8以上
まず、私立大学は、国公立大学と比べると共通テストが課されるケースが少ないです。
共通テストではなく、「基礎学力試験」や「適性試験」などのいわゆる学科試験が課される場合が多いです。
学科試験は、英語・数学・理科の3科目、または英語・理科、英語・数学の2科目のパターンが多いです。
いずれの場合も英語が必須なので、優先的に対策すると良いでしょう。
ただし、中には学科試験が課されず、代わりに共通テストが課されるパターンもあります。
共通テストが課される場合、3教科5科目型であることが多く、国公立に比べると科目数が少ないことが特徴となっています。
また、成績要件は3.8以上である場合が多く、平均して国公立より低めです。中には数学と理科だけは4.0以上などとされている場合もあるので注意しましょう。
次の章からは、総合型選抜の対策について解説していきます。
【医学部受験】総合型選抜の対策(スケジュール編)
この章では、総合型選抜の具体的な対策について、スケジュールの観点から解説していきます。
高校1~2年生で必要な対策と、高校3年生以降で必要な対策に分けて解説していきますので、ご自身の状況に合わせてご覧いただければと思います。
【医学部受験】総合型選抜の対策①高校1~2年生
高校1~2年生の間は、次の2点が重要なポイントになります。
- 定期テスト対策
- 目指す大学のアドミッション・ポリシーを把握
高校1~2年生のうちは、何よりもまず受験資格となる成績をキープすることに努めましょう。そのためには、定期テストでの得点が重要です。
定期テストは、高校3年間を通じて実施されるテストです。つまり、3年間コツコツと頑張る必要があります。
もちろん、一般入試においても3年間の積み重ねが重要にはなりますが、総合型選抜では、3年間の成績がダイレクトに合否に関わってくるため、一層の努力が必要です。
具体的な対策としては、
- 日々の授業の予習復習を欠かさない
- 分からないところをそのままにしない
の2点が挙げられます。
授業を受けたり、予習復習をする際に出てきたりした不明点は、必ず担当の先生に聞くなどして、分からないところを無くすようにしましょう。
これらは学校生活を送る上で当然のことである一方、1人で地道に取り組むことはなかなか大変かと思います。
毎日コツコツ取り組むのが苦手な人は、個別指導塾やプロ家庭教師を活用するなどし、学習の進捗のフォローをしてもらうと良いでしょう。
2つ目のポイントであるアドミッション・ポリシーの把握については、2通りのアプローチがあります。
- 志望が決まっている →その大学のアドミッション・ポリシーを把握
- 志望校が決まっていない →各大学のアドミッション・ポリシーを調べ、自分に合う大学を選ぶ
既に志望校が決まっている人は、その大学の募集要項などを確認して、どのようなアドミッション・ポリシーが示されているかを調べましょう。そして、それに沿って面接や小論文などの対策を行います。
まだ志望校が決まっていない方は、まずは色々な大学のアドミッション・ポリシーを調べてみましょう。そして、その中から自分に適した、または目指したいと思える大学を志望校として選びます。
その後、アドミッション・ポリシーに沿った対策を行いましょう。
総じて、高校1~2年生においては、まずは成績をキープし、志望校選択の幅を広げることが大切です。
【医学部受験】総合型選抜の対策②高校3年生以上
続いて、高校3年生以上の対策のポイントは、次の2点となります。
- 現状の成績から目指せる大学を絞る
- 目指せる大学のアドミッション・ポリシーを把握する
高校3年生以上ということは、学校の成績の大半は既に確定してしまっています。
したがって、まずは現状の成績を確認して、受験資格をクリアできている大学を探しましょう。
受験資格をクリアしている大学が分かったら、それぞれの大学のアドミッション・ポリシーを確認し、その内容に沿った面接対策などを行います。
高校3年生以上の方が総合型選抜を検討する際に必要なことは、現状の自身の能力をしっかり把握し、どの大学を目指すべきか見極めることです。
ただし、成績が厳しい状況ですと、選択の幅はどうしても狭まってしまいます。
また、成績要件が緩かったり課されなかったりする大学であっても、調査書の提出は必須であり、成績が他の受験生と比べて低いと不利になります。
学校の成績が良いに越したことはありませんので、総合型選抜での合格を目指す場合は、ぜひ日々の授業に真面目に取り組み、早めに対策に取り組んでいただければと思います。
【医学部受験】総合型選抜の対策(アドミッション・ポリシー編)
「4. 【医学部受験】総合型選抜の対策(スケジュール編)」では、高校1~2年生と高校3年生以上のそれぞれの時期に意識すべきことについて解説してきました。
その中で、「アドミッション・ポリシーを把握し、対策する」ということを述べましたが、この章ではアドミッション・ポリシーの把握と対策について解説していきます。
冒頭で述べたとおり、アドミッション・ポリシーとは、その大学がどんな学生を求めているかを示したものになります。
もちろん、大学によってアドミッション・ポリシーは異なりますが、医学部の場合は共通する内容も多くなっています。
特に、「医師としての明確な将来像を描くことができている」という点については、表現は異なるものの、多くの大学がアドミッション・ポリシーとして掲げています。
将来、臨床医として患者さんの治療に携わりたいのか、それとも研究医として新しい治療法を開発していきたいのかなど、医師としての働き方には様々なものがあります。
臨床医として働く場合でも、開業医なのか、それとも総合病院や大学病院で働くのかで、医師としてのキャリアは全く違ったものになります。
一方で、医師不足が深刻な地域の大学の医学部では、地域医療を支えてくれる人材を輩出することが大学のミッションとなっており、その方針がアドミッション・ポリシーにも反映されている場合が非常に多いです。
そのような大学を受験する際に、面接で「新しい治療法を開発する研究医になりたい」と答えてしまうと、大学の方針とのミスマッチが起きてしまいます。
自分が医師として働く際の姿が具体的に描けているほど、志望理由書や面接においてアドミッション・ポリシーを踏まえた回答もしやすくなります。
総合型選抜では「大学の方針と、学生が描いている将来の医師像」が合致しているかが非常に重要なポイントとなりますので、アドミッション・ポリシーについて調べる際には、「自分が医師としてどんな風に働きたいか?」と併せて見ていただければと思います。
【医学部の総合型選抜】このままで合格できるか心配な方へ|簡単合格率チェック
医学部の総合型選抜を検討している受験生や保護者さまの中には、「今のままで合格できるのだろうか…?」と不安を感じている方もいらっしゃると思います。
ご自身の受験対策が合っているのか気になる方や、今のままで合格できるか知りたい方は、ぜひ以下の「今から簡単!合格可能性チェックリスト」をお試しください。
① 1日の勉強時間が平均6時間未満である
② 授業の予習・復習をしないことがある
③ 模試や定期テストの復習をしていない
④ 勉強の計画を立てるのが苦手
⑤ 今、優先して対策すべき科目や単元が分からない
⑥ 問題を手当たり次第に解いていて、取捨選択していない
⑦ 自分よりも勉強時間が少ない人にテストの点数で負けることがある
⑧ 問題をなぜ間違えたのかについて考える習慣が無い
⑨ 参考書や問題集選びに時間を掛け過ぎてしまう
⑩ 自分が志望校に合格するイメージが持てない
- 0項目
→順調に受験勉強が進められています!このままのペースで頑張りましょう。 - 1~2項目
→良いペースですが、もう少し勉強の効率を上げることができそうです。 - 3~5項目
→改善の余地がかなりあります。まずは自分の課題を明らかにしましょう。 - 6項目以上
→かなり合格可能性は低いです。本当に医学部に進学したいのか、今一度じっくり考えましょう。
また、それぞれのチェック項目から、「今の自分に不足している力」を見つけることができます。
例えば、チェック項目①や②に当てはまる人は、「自律性」が不足していると考えられます。
「自律性」とは、自分でルールを決め、そのルールに則って行動する能力のことです。
受験においては、「毎日○時間勉強する」のようにコツコツと努力を積み重ねることが非常に大切です。
特に総合型選抜では、内申点の比重が大きく、さらに成績要件も課されるため、毎日コツコツと勉強して提出物を出したり、定期テストで点数を取ったりすることが必須と言えます。
自律性が不足していると、ついついダラダラしてしまったり、「今日くらいサボってもいいや」と課題を後回しにしたりしてしまいます。
そのため、勉強の量が不足することが多く、思ったように学力が伸びないほか、学校の成績も振るわなくなります。
自律性が不足していると感じる人は、勉強に対する姿勢を今一度見直し、文字どおり「自分を律して」受験勉強に挑むようにしましょう。
チェック項目④に当てはまる人は、計画力に課題があります。
自分の課題や苦手な科目・単元が分かっていても、その対策を具体的な計画に落とし込むのが苦手な人は、先生と一緒に計画を立てるなどし、計画の立て方を身に付けていきましょう。
チェック項目⑤~⑧に当てはまる人は、「目的志向」が不足していると考えられます。
例えば、「⑥問題を手当たり次第に解いていて、取捨選択していない」については、本来は「自分は○○が苦手なので、克服するためにこの問題を解く」といったように、目的を意識しながら勉強すべきところを、目的を持たずただ漫然と勉強に取り組んでしまっています。
「目的志向」は、医学部受験において非常に大切です。
というのも、“合格するために今何をすべきか”を自分で考えることができなければ、受験までの限られた時間の中で、自分に合った勉強方法を見つけ、効率良く学習することができません。
ですので、やみくもに問題を解くのではなく、「なぜこの問題を解くのか」という目的志向を持ち、漫然とただ問題量をこなすという勉強方法から一段ステップアップすることが大切です。
チェック項目⑩に当てはまる人は、「自己肯定感」や「自己効力感」に課題があると考えられます。
「自分はきっとできる」と自分自身を信じることができてこそ、人は前向きに頑張ることができます。
「自分には無理だ」と思ってしまっていると、本当は頑張ればできることでも、心のどこかで無意識に諦めてしまい、本来の力が発揮できないことがあります。
自分に自信が無く気持ちが後ろ向きになってしまう方は、まずは簡単な課題をクリアして自信を付けたり、1年前の自分の点数と今の自分の点数を比べてみたりして、「頑張ればできる」という前向きな気持ちを持つようにしましょう。
MEDICAL DIGでは、このような学力の背景にあるスキル(=非認知能力)に着目した学習指導を行っています。
まずは無料相談で現在のお悩みや課題を詳しくお伺いし、その際に併せて志望校合格に向けた「非認知能力診断(30分程度)」を実施します(非認知能力診断も無料で実施させていただきます)。
そして、生徒さまの非認知能力の強みと課題を分析し、より詳細なデータを元に進路指導や授業内容の検討、カリキュラム作成などを行ってまいります。
医学部総合型選抜のまとめ
この記事では、医学部受験における総合型選抜について、特徴や対策などを詳しく解説してきました。
改めてポイントをまとめると、以下のとおりです。
① 医学部において総合型選抜を実施している大学は3割程度
② 国公立では共通テストを課す大学が多い
③ 国公立の成績要件は概ね4.3以上
④ 私立は学科試験を課す大学が多い
⑤ 私立の成績要件は概ね3.8以上
⑥ 高校1年生、2年生は定期テスト対策をしっかりと
⑦ 高校3年生以上は現状の実力に見合った志望校選びが大切
⑧ 目指す大学のアドミッション・ポリシーを理解する
総合型選抜を攻略するためには、定期テストでしっかり得点し、内申点を上げることがとても大切です。そしてそのためには、日々地道に努力する必要があります。
併せて、現状の実力を把握し、自分に適した大学を見極めることも大切です。
これらを実践するためには、以下のスキルを身に付ける必要があります。
- 目標を立てる
- 学習スケジュールを組む
- 現在の自分の学力を適切に判断する(弱点把握)
- 分からないところはそのままにしない
医学部合格を目指す際には、単に学力を伸ばすだけでなく、これらのスキルを身に付け、自立的に学習に取り組むことが求められます。
自立的に学習に取り組むためには、「自分で決めたルールを守る力(自律性)」や「目的から考えて行動する力(目的志向)」といった非認知能力を身に付ける必要があります。
非認知能力とは、学力テストなどで数値として測ることのできない能力のことを言います。
学力の伸び悩みの背景には、こうした非認知能力の不足が関係していることが非常に多いのですが、非認知能力に着目した学習指導ができる先生や塾は少ないです、
そのため、「頑張っているのになかなか成績が上がらない…」と困っている受験生も多くいらっしゃいます。
医学部専門個別指導MEDICAL DIGでは、この非認知能力に着目することで、これまで多くの受験生の方を医学部合格へと導いてきました。
学力に伸び悩んでいる方、いろいろな医学部専門塾を試したけれど結果につながらない方は、ぜひ一度MEDICAL DIGの非認知能力に基づく学習指導をお試しください。
また、MEDICAL DIGでは、教科指導だけでなく、総合型選抜に必要な面接や小論文、プレゼンテーションやディスカッションなどの発話型試験の対策も行っています。
さらに、総合型選抜の最重要ポイントとも言えるアドミッション・ポリシーの解釈理解や、ご自身の志向・性質にあったアドミッション・ポリシーを掲げる医学部の探し方など、志望校選びから合格まで徹底してサポートしてまいります。
成績が伸び悩んでいる方や、総合型選抜に特化した学習サポートをお探しの方は、ぜひMEDICAL DIGにご相談ください。
志望校合格を目指して、一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。