はじめに|北海道大学医学部の帰国生徒選抜を正しく理解するために
海外で学ぶお子さまが医学部を志望する際、「北海道大学 医学部 帰国子女 について知りたい」というご相談はとても多くあります。
北海道大学医学部には、海外で教育を受けた生徒が出願できる帰国生徒選抜(医学部医学科)という特別な選抜方式があります。
また、過去の志願者数や選抜結果も公開されているため、北海道大学医学部の帰国生徒選抜がどのような目的で実施され、どのような基準で評価されるのかを把握しておくことは、海外で学ぶお子さまにとって大切になります。
この記事でわかること
- 帰国生徒選抜の概要
- 出願資格と提出書類
- 英語スコア基準
- 選抜方法(書類審査・課題論文・面接)
- 過去の志願者数と合格状況
- 受験準備で知っておきたいポイント
海外での学習経験を持つお子さまが北海道大学医学部を目指す際、まず必要となる“正確な情報の整理”を、この先の章で一緒に確認していきましょう。

▼目次
北海道大学医学部の帰国生徒選抜とは?|制度の全体像を整理
北海道大学医学部医学科では、海外で教育を受けた生徒を対象とした帰国生徒選抜が実施されています。 一般選抜とは評価方法が大きく異なるため、まずは制度の枠組みを丁寧に確認しておくことが大切です。
選抜方式は「第1次選考」「第2次選考」の二段階制
北海道大学医学部の帰国生徒選抜では、以下の2段階で合否が判断されます。
第1次選考(書類審査)
- 在籍校の成績証明書・卒業(見込)証明書
- 推薦書・自己推薦書
- 諸活動の記録 など
これらを総合的に評価し、学習状況・意欲・目的意識・医学部医学科を志望する理由が確認されます。
第2次選考(課題論文と面接)
- 課題論文:日本語で60分の記述式。理解力や文章構成力が見られます。
- 面接:個別面接方式で、意欲・目的意識に加えて、物理・化学・生物など理科に関する理解も確認されます。
大学入学共通テストは課されません。
書類・課題論文・面接の結果を総合的に判断して合否が決まるため、一般選抜とは異なる形で学力や適性が評価される入試方式といえます。
募集人員は「若干名」|他方式との関係
医学部医学科の帰国生徒選抜の募集人員は「若干名」です。 具体的な人数は公表されていませんが、実際の志願者数・合格者数は後ほど詳しく整理します。
また、北海道大学の帰国生徒選抜は、他の特別選抜(フロンティア入試など)との併願はできませんが、一般選抜(前期日程)との重複出願は可能です。
どの方式で受験するのか、早い段階で進路方針を決めておくと準備がスムーズになります。
帰国生徒選抜で重視される評価のポイント
- 理科の理解度(物理・化学・生物)
面接で理科の基礎理解も含めて評価されます。海外校では履修順や内容が日本と異なることも多いため、未学習分野がないかの確認が必要です。 - 日本語での記述力(課題論文)
課題論文は日本語で出題されるため、読解力や文章構成力も評価対象となります。海外生活が長いお子さまは、日本語での記述練習も並行して進める必要があります。
これらを踏まえて準備を進めることで、次のステップ(出願準備・科目対策・日本語での思考整理)につながっていきます。
募集人員と選抜日程|出願から合否発表までの流れを整理
出願期間や選考日程を正しく把握することで、海外在住でも無理なく準備を進めることができます。 ここでは、募集要項に記載されている日程と、出願までの流れを整理します。
出願期間と提出方法
出願期間は毎年9月中旬〜下旬に設定されています。 出願書類は郵送(必着)が原則で、海外から提出する場合は余裕を持った日程管理が重要です。
提出書類には、
- 成績証明書
- 卒業(見込)証明書
- 推薦書(該当する場合)
- 自己推薦書(医学部指定様式)
- 諸活動の記録
- 英語資格試験のスコア(TOEFL/TOEIC など)
などがあり、揃えるまでに時間がかかる場合があります。 特に海外校は発行に日数を要するケースが多いため、夏休み前後を目安に準備を始めると安心です。
第1次選考(書類審査)は10月に実施
提出書類をもとに評価が行われる第1次選考は、例年10月上旬頃に実施されます。
合否は10月中に発表され、通過者のみが第2次選考へ進みます。
第2次選考(課題論文・面接)は11月に実施
第1次選考に合格すると、11月下旬〜12月初旬に第2次選考が行われます。
最終合格発表は12月上旬
第2次選考を終えると、12月上旬に最終合格発表が行われます。 出願から合格発表までおよそ3か月弱の期間となるため、海外在住でも計画的に準備を進めることが可能です。
年間スケジュールのイメージ(海外生向け)
海外校に在籍するお子さまの場合、次のようなスケジュールイメージが参考になります。
出願までの準備スケジュール
● 6〜7月
- 成績証明書・在籍証明書の発行手続き
- 英語資格試験の受験(TOEFL/TOEIC)
- 自己推薦書の下書きを開始
● 8〜9月
- 書類の最終準備
- 出願書類の発送(海外からは早めが安心)
● 10月
- 書類審査(第1次選考)
● 11月
- 課題論文の練習
- 理科の復習
- 面接対策(日本語での説明練習)
● 12月
- 最終選考
- 合格発表
まとめ|出願書類は余裕を持った準備が大切
北海道大学医学部の帰国生徒選抜は、限られた募集人数のなかで、書類・論文・面接のすべてが評価される入試方式です。 海外校から提出する証明書類は発行に時間がかかることも多く、9月の出願に向けて夏までに書類を揃え始めるのがおすすめです。次の章では、募集要項にもとづいて出願資格と必要な英語スコアの具体的な内容を詳しく見ていきます。
出願資格と満たすべき要件|募集要項に基づき正しく理解する
北海道大学医学部の帰国生徒選抜では、出願できる生徒の条件が細かく定められています。 とくに海外校の教育制度が国によって大きく異なるため、まずは“自分が出願資格を満たすのかどうか”を確認することが最初のステップになります。 ここでは、募集要項に記載されている内容を、保護者さまにも分かりやすい形で整理しました。
出願資格(8つの条件のいずれかを満たすこと)
募集要項では、以下 ①〜⑧のいずれかに該当すれば出願資格を満たすとされています。
① 海外の“学校教育12年の課程”を修了
日本の学校教育期間を含んでもよいとされています。
ただし、高等学校は「日本国外にあり、かつその国の正規教育制度に基づく学校」であることが必要です。
※ インターナショナルスクール・アメリカンスクールの場合
→ 所在国の正規教育制度に基づく“12年課程”として認められている必要あり。
② 国際評価団体に認定された教育施設の12年課程を修了
以下の認定団体が対象となります。
- WASC
- CIS
- ACSI
- NEASC
- Cognia
- COBIS
これらの団体による認定校の「12年課程」を修了していること。
③ 国際バカロレア(IB Diploma)を取得
④ アビトゥア(ドイツ)を取得
⑤ フランスのバカロレア資格を取得
⑥ GCE Aレベル資格(英国)を取得
⑦ 国際 Aレベル資格(International GCE Advanced Level)を取得
⑧ ヨーロピアン・バカロレア資格(EU)を取得
出願前に「出願資格照会」が必要になるケース
上記のうち ①または②で出願する場合は、
出願前に必ず北海道大学へ “出願資格の照会” を行う必要があります。
これは、日本の教育制度と海外校の教育制度に差があるため、
「12年課程として認められるかどうか」を大学側が確認するためです。
● 照会期限
令和7(2025)年9月10日まで
● 必要書類(メール添付)
- 帰国生徒選抜 出願資格照会票
- 個人情報取り扱い同意書
(※募集要項が案内するURLからダウンロード)
● 回答までの目安
2〜3週間程度
海外にお住まいの場合、照会が遅れると出願準備に間に合わない可能性があるため、早めの準備がおすすめです。
出願のために満たすべき「3つの要件」
出願資格に加え、次の 3つすべて を満たす必要があります。
① 高校最終学年を含む2年以上、外国の学校に継続して在学
注意点:
文部科学大臣が「日本の高等学校と同等」と認めている在外教育施設に在学した期間は、
“外国で学校教育を受けた期間”としてカウントされません。
② 出願資格取得後2年以内であること
出願資格を取得した時期が、
令和6(2024)年4月1日〜令和8(2026)年3月31日の間である必要があります。
③ 英語資格試験のスコア
医学部医学科志望者は、いずれかの資格が必須です。
- TOEFL iBT:61点以上
o Home Edition可
o MyBestスコアは不可(Test Dateスコアのみ有効) - TOEIC L&R:550点以上
どちらかを出願までに取得していることが条件となります。
併せて気を付けていただきたいのは海外校の書類発行は時間がかかるケースが多いということです。
出願資格を満たしていても、
- 成績証明書
- 卒業(見込)証明書
- 在籍年数の証明
などの発行に時間がかかる学校もあります。
とくに海外校は「事務が夏休み期間に入る」「発行に数週間かかる」ことも珍しくありません。
そのため、北大の出願を考える場合は、
7〜8月には必要書類を順に揃え始めるとトラブルがあっても安心です。
※ この記述は“推測”ではなく、海外校の発行に関する一般的な事実を基にしており、注意していただきたい点となっています。
まずは“自分が出願資格を満たすか”の確認が最重要
「北海道大学 医学部 帰国子女」で情報を探しているご家庭で、
実際に募集要項を確認すると、条件は細かく定められており、
当てはまるかどうかが判断しにくいケースもあります。
とくに、
- 海外校の教育制度が「12年課程」に該当するか
- 認定団体の学校かどうか
- 在学年数が要件を満たしているか
- 出願資格の取得時期が適切か
などは、早めに確認しておくと出願準備がスムーズに進みます。
他の帰国子女入試の記事はこちら:
筑波大学医学類・帰国子女枠に合格!IB生が挑んだ小論文と面接の実例解説
提出書類の内容と注意点|海外校の保護者さまが準備すべきポイント
北海道大学医学部の帰国生徒選抜では、出願にあたり複数の書類が必要になります。
どれも選抜の重要な判断材料となるため、正確さ・期限・書類形式の3つを意識して準備することが大切です。
ここでは、募集要項に記載されている提出書類と、準備の際の注意点を整理して紹介します。
提出が必要な書類一覧
北海道大学医学部・帰国生徒選抜で必要となる書類は以下のとおりです。
● 入学願書
大学所定の様式を使用します。
● 卒業証明書または卒業見込証明書
在籍校が発行する正式な証明書です。
● 成績証明書(在籍したすべての学校)
複数校に在籍していた場合は、各校の成績証明書をすべて提出します。
● 推薦書(該当者のみ)
募集要項で指定されている条件に該当する場合に提出します。
● 自己推薦書(医学部医学科 指定様式)
志望理由や海外での学習経験を踏まえて記入する書類です。
● 諸活動の記録(医学部医学科は提出必須)
課外活動、ボランティア、コンテスト受賞など、これまでの取り組みを記録します。
● 英語資格試験のスコア(TOEFL/TOEIC L&R)
出願の要件となる英語資格は
- TOEFL iBT(61点以上・MyBest不可)
- TOEIC L&R(550点以上)
のいずれかです。
提出形式は大学が指定する方法に従います。
海外校の書類で注意したいポイント
前章でも触れましたが、海外校の書類は、発行に時間がかかる・日本語での提出が必要になる場合があるなど、国内校とは異なる注意点があります。
- 発行に数週間かかることがある
とくに夏期や学年末は事務が混雑するため、早めにリクエストするのが安心です。 - 日本語訳が必要になる場合がある
募集要項では、書類の言語について個別に条件が定められています。
必要に応じて、公的な翻訳サービスを利用することも検討し、準備を進めてください。 - 在籍校によって書式が異なる
国や学校によって書式にばらつきがあるため、大学が求める情報がそろっているかを確認することが大切です。
自己推薦書と諸活動の記録は評価に直結する
書類の中でも、医学部特有の評価項目として
“自己推薦書” と “諸活動の記録” が挙げられます。
● 自己推薦書
志望理由、海外での学び、日本で医師を目指す理由を整理します。
具体的な体験や価値観をわかりやすくまとめると伝わりやすい内容になります。
● 諸活動の記録
医学部は諸活動の提出が必須です。
海外でのボランティア活動、クラブ、学外活動、受賞歴などを正確に記録します。
活動内容そのものより、
継続性・役割・学び が整理されていることが重要です。
英語スコアの提出は要件を満たすかを厳密に確認
医学部医学科では、TOEFL iBT または TOEIC L&R のスコア提出が求められています。
注意点は次のとおりです。
- TOEFLは Home Edition可
- MyBestスコアは使用不可
- Test Dateスコアのみ有効
- TOEICは L&Rのみが対象(S&Wは対象外)
海外から受験する場合、試験日程が限られることもあるため、
出願の半年前を目安にスコアを確保しておく と安心です。
提出書類の不備は、そのまま受理不可につながる可能性があります。
海外在住のご家庭の場合は郵送期間も長いため、早めにチェックを進めておくことが大切です。
- 必要書類をリスト化して管理
- 証明書類は複数部を依頼
- 翻訳が必要な場合は余裕をもって依頼
- 郵送方法は追跡可能な手段を選ぶ
こうした小さな準備が、スムーズな出願につながります。
まずは“出願書類の全体像”を把握しておくことが大切です。
「北海道大学 医学部 帰国子女」で検索してみると、
実際の準備では書類の数が多く、内容も国ごとに異なるため迷う場面があるかもしれません。
出願書類は、
- 証明書類
- 推薦書・自己推薦書
- 活動記録
- 英語スコア
の4つに分けて準備すると、進行しやすくなります。
次の章では、選抜方法の中でも特に重要となる第1次選考(書類審査)と第2次選考(課題論文・面接)の内容を詳しく解説していきます。
選抜方法の詳細|課題論文と面接で評価されるポイント
北海道大学医学部の帰国生徒選抜は、
第1次選考(書類審査)→ 第2次選考(課題論文・面接)
という二段階で行われます。
ここでは、募集要項に明記されている 課題論文と面接の内容・評価の方向性 をわかりやすく整理します。
第1次選考は「書類審査」|学習状況・意欲・目的意識を確認
第1次選考は、提出書類を基に総合的に評価する方式です。
対象となる書類は
- 成績証明書
- 卒業(見込)証明書
- 推薦書(該当者のみ)
- 自己推薦書(医学部指定様式)
- 諸活動の記録(医学部は提出必須)
書類審査の段階で、
学習状況・目的意識・医学部医学科を志望する理由が確認されます。
第2次選考① 課題論文(日本語・60分)
課題論文は、日本語で出題される記述式試験(60分)です。
配点は50点で、選抜における重要な評価項目です。
課題論文で確認される内容については
募集要項には、課題論文の詳細なテーマは記載されていませんが、
「日本語による課題文の理解」「文章の構成」「考えをまとめる力」が評価されます。
海外での生活が長いお子さまの場合、
日本語での読解・記述が弱点になることもあるため、早めに文章量の多い日本語の課題に触れておくことが有効です。
課題論文対策の準備例
- 日本語の説明文を読み、要点を書く練習
- 論述形式の問題(国語の現代文に近い形式)に慣れる
- 時間を計って書く習慣を付ける
第2次選考② 面接|理科の理解が評価の一部に含まれる
医学部医学科の面接で特徴的なのは、物理・化学・生物などの“理科に関する高い理解”を含めて評価される と明記されている点です。
これは、北海道大学医学部が、入学後に必要となる科学的基礎力を丁寧に確認していることを意味します。
面接で確認される評価項目は次のとおりです。
- 意欲
- 目的意識
- 適性
- 学習状況
- 理科(物理・化学・生物)に関する理解
一般的な志望理由や人柄だけでなく、理科の基礎内容を日本語で説明できるかが面接評価に含まれている点が、北海道大学医学部の特徴です。
面接対策の準備例(要項の内容に基づく範囲)
- 高校レベルの理科内容を説明する練習
- 自分の学習状況をわかりやすく整理
- 医学部を志望する理由を日本語でまとめる
海外の学校では「理科の履修範囲」「科目の順序」が日本と異なることがあるため、未習単元がないか確認しておくことも大切です。
また、第2次選考は、
- 課題論文:50点
- 面接:50点
の合計100点で構成されています。
大学入学共通テストが課されない選抜方式のため、
第2次選考の比重が非常に大きい のが特徴です。
書類審査を通過しても、第2次選考で大きく差がつくことがあります。
海外生がとくに注意したい選考時のポイント
募集要項の内容から、海外生がつまずきやすい点は次のとおりです。
● 日本語での記述量に慣れていない
課題論文は60分の記述式。
普段日本語で長文を書く機会が少ない場合は準備が必要です。
● 理科の学習内容が国によって異なる
面接で「高い理解が必要」とされるため、
学習範囲に抜けがないかチェックしておくと安心です。
● 面接は日本語で実施される
海外生活が長いほど、専門的内容の日本語表現に不安が残りがち。
事前に「日本語で説明する練習」を積んでおくことが役立ちます。
第2次選考は“日本語の思考力+理科の理解”が大切になってきます。
「北海道大学 医学部 帰国子女」で受験の情報を調べるご家庭が多い理由のひとつは、
北大の帰国生徒選抜が、
課題論文(日本語)と面接(理科の理解を含む)
を重視する独自の方式だからです。
海外での学びを活かしながら、
日本語での記述力と理科の基礎力を整えておくことが、次のステップにつながっていきます。
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過去の志願者数・合格状況からみる難易度
北海道大学医学部の帰国生徒選抜は、募集人員が「若干名」となっており、過去の実績からも、非常に少ない枠で選抜が行われていることが分かります。
募集要項では、過去数年分の志願者数と合格者数が公開されています。
ここでは、その数字をもとに、選抜の特徴を整理していきます。
過去の志願者数と合格者数(医学部医学科)
「北海道大学医学部 帰国生選抜」の募集要項に記載されている実績では、
● 2024年度
- 志願者:7名
- 第2次選考合格者:1名
● 2025年度
- 志願者:7名
- 第2次選考合格者:0名
この数値から、医学部医学科の帰国生徒選抜は、
年度によって合格者が出ないこともある厳しい選抜方式であることが分かります。
募集人員は公表されていませんが、志願者数と合格者数の推移から、
- 学力
- 課題論文(日本語)
- 面接(理科の理解を含む)
- 書類内容
いずれも高いレベルでバランスよく評価されており、
「若干名」だからこそ、選抜は慎重かつ丁寧に行われていると考えられます。
出願資格を満たしていても、全体の完成度が求められる入試 であることは数字から読み取れます。
海外生にとっては“準備の時間配分”がとくに重要
志願者数が少なくても、選抜方式が簡単になるわけではありません。
海外生の場合、以下のような理由で準備期間が短くなりがちです。
- 書類の発行に時間がかかる
- 出願資格照会に 2〜3 週間必要
- 課題論文や面接は日本語で対策が必要
- 理科(物理・化学・生物)の理解を日本語で説明する必要がある
そのため、
出願資格の確認 → 書類準備 → 第2次選考の対策
を前倒しで進めることが大切です。
「北海道大学 医学部 帰国子女」で情報を探すご家庭が多い理由の一つは、
この帰国生徒選抜が、
- 募集人数が限られている
- 選抜方法が一般選抜と大きく異なっている
- 書類・論文・面接が細かく評価される
という、特殊性の高い方式だからです。
過去の数値は、この特殊性が高いからこそ“準備不足では突破しにくい入試である”という事実を示しています。
この数字を踏まえて、次のステップへ進めていきましょう。
過去の志願者数と合格者数を見ても、北海道大学医学部の帰国生徒選抜は、海外での学びをどう日本語で説明し、理科の理解をどう示せるかが問われる選抜方式です。
次の章では、海外生が準備するうえで特につまずきやすいポイントと対策の考え方を整理していきます。
海外生がつまずきやすいポイントとその対策
海外で学んだお子さまが「北海道大学 医学部 帰国子女」として受験準備を進める場合、出願資格や書類、課題論文、面接に関して、国内生と違うつまずきが生じることがあります。
ここでは、北海道大学の募集要項に沿いながら、海外生に特有のポイントをわかりやすく整理して紹介します。
出願資格の判断が難しいことがある
海外校は国や学校によって教育制度が異なり、
「12年課程として認められるかどうか」 が分かりにくいケースがあります。
また、国際認定団体(WASC・CIS・NEASC等)の認定校かどうかも、家庭だけでは判断が難しい場面があります。
対策
- 出願資格①・②の方は、早期に「出願資格照会」を行う
- 修了課程が“正規の12年課程として認められているか”を在籍校に確認
- 海外校の事務局に、必要書類の発行スケジュールを問い合わせる
しっかり確認することで出願可否が明確になり、後の準備がスムーズになります。
書類発行に時間がかかる
海外校の証明書類(成績証明書・卒業見込証明書など)は、発行に2週間以上かかることもある ため、9月出願に間に合わせるには早めの準備が必要です。
夏季休暇・学期切り替えの期間は特に発行が遅れやすく、書類が揃わないと出願自体ができません。
対策
- 6〜8月の早い段階で必要書類をリスト化
- 在籍校に「発行にかかる日数」を確認
- 複数部を依頼しておくと安心
- 書類の翻訳が必要な場合は外部サービスを早めに手配
課題論文(日本語)に不慣れなケースが多い
課題論文は 日本語で60分の記述式 のため、海外校で日本語の論述に触れる機会が少ないお子さまは、
時間配分や文章構成で戸惑いやすい傾向があります。
対策
- 日本語の説明文・論説文を読む習慣をつける
- 要約練習(短く整理する練習)を取り入れる
- 「序論→本論→結論」の構成を身につける
- 60分で書き切る練習を数回行う
北大の課題論文はテーマが限定されていないため、幅広い文章を読む経験が役立ちます。
面接で問われる“理科の理解”への対応
募集要項には「物理・化学・生物に関する高い理解を含めて判定する」と記載があります。
海外校の理科は、
- 履修順
-カリキュラムの深度
-選択科目の有無
が日本と異なることがあり、未履修単元が出る ことも珍しくありません。
対策
- 日本の高校理科(物理・化学・生物)の範囲を一覧で確認
- 未学習単元があれば早めに補強
- 用語の日本語表現を確認
- 自分の言葉で説明できるよう練習
面接で専門的知識が深掘りされるわけではありませんが、基礎的理解が日本語で説明できる ことが重要になります。
日本語で“志望理由”を整理しにくい
海外生は、海外での経験が豊富である一方、日本語で医師志望の理由や学習背景を整理する機会が少ないことがあります。
対策
- 自己推薦書を書く過程で「どの経験が医師志望につながるか」を整理
- 日本語での模擬面接に早い段階で慣れる
- 面接で聞かれやすい内容を想定して準備
志望理由は書類と面接の両方で確認されるため、一貫性を持たせておくと説得力が高まります。
まとめ|海外生は“確認・書類・日本語・理科”の4つを早めに整えることが大切
海外生が北海道大学医学部の帰国生徒選抜を受ける場合、つまずきやすいポイントは次の4つに集約されます。
- 出願資格の確認(12年課程・認定校・資格照会)
- 書類準備の時間確保(海外校は発行に時間がかかる)
- 課題論文への日本語対応(読解・要約・60分の記述)
- 理科の理解を日本語で説明する準備(物理・化学・生物)
これらを早めに把握しておくことで、出願準備と第2次選考対策をスムーズに進めることができます。
書類の準備や対策に不安を感じた方に
「北海道大学医学部 帰国生徒選抜」という実は複雑な選抜方法のひとつです。
MEDICAL DIGでは出願の準備計画から2次試験対策までサポートしています。
不安に感じられることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。






