医学部を目指していると、早い段階から「将来は研究医なのか、それとも臨床医なのか」という問いに向き合う場面が出てきます。
特に高1・高2のお子さまの場合、研究にも興味がある一方で、患者さんと直接関わる医師の姿にも惹かれている、そんな状態で迷っていることは決して珍しくありません。
ただ、周囲の情報や受験に関する話を聞く中で、
「志望理由ははっきりしていないといけない」
「進路が決まっていないのは不利なのではないか」
と不安を感じてしまう保護者さまも多いのではないでしょうか。
ですが、医学部の志望校選びは、この時点ですべてを決めきることが目的ではありません。
むしろ大切なのは、
「研究と臨床、どちらに進むとしても選択肢が残る大学かどうか」
という視点を持てているかどうかです。
医学部は、入学してからの学びや経験によって、将来像が少しずつ形づくられていく場所です。
だからこそ、迷っている状態そのものを問題にする必要はありません。
この記事では、研究も臨床もあり得る段階にいるお子さまに向けて、偏差値だけでは見えてこない医学部志望校の考え方を整理していきます。

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▼目次
なぜ「迷ったまま」医学部の志望校を考えていいのか
医学部を目指す高1・高2のお子さまを見ていると、将来の進路について一つに絞り切れていないケースが多くあります。
- 研究に興味がある気持ちも本物
- 臨床医として現場で働く姿に惹かれる気持ちも本物
どちらも中途半端なのではなく、両方を真剣に考えているからこそ迷いが生まれている状態です。
実際、医学部では入学時点で進路が確定するわけではありません。基礎医学を学ぶ中で研究の面白さに気づくお子さまもいれば、臨床実習を経験してから臨床医志向が強くなるお子さまもいます。
在学中の経験によって考えが変わることは、ごく自然な流れです。
そのため、高1・高2の段階で「研究医か、臨床医か」という答えを無理に出す必要はありません。
問題になるのは、迷っていることそのものではなく、迷っているにもかかわらず、志望校を深く考えずに決めてしまうことです。
偏差値だけを基準にしてしまったり、名前をよく聞く大学だからという理由で選んでしまったりすると、入学後に初めて「思っていた環境と違った」と感じることがあります。
医学部ごとに、研究に関われる深さや、臨床実習での経験の積み方には大きな差があります。
つまり、志望校選びの段階で、将来の選択肢の広さはある程度決まってしまうのです。
この時期に考えておきたいのは、「将来どちらになるか」ではなく、どちらに進むこともできる環境かどうかです。
なお、高3になると出願や受験が現実的な話になります。この段階では志望校を具体化する必要がありますが、それでも研究か臨床かを完全に決めきれていないこと自体が問題になるわけではありません。
大切なのは、その大学を選んだ理由を、自分の言葉で説明できる状態にあるかどうかです。
次章では、研究も臨床もあり得るお子さまが、実際にどのような視点で大学の中身を見ていけばよいのかを、もう一歩具体的に整理していきます。
研究も臨床もあり得る人が見るべき大学の中身
医学部の志望校を考えるとき、多くの場合は偏差値や合格難易度が最初の判断軸になります。
ただ、研究も臨床もあり得る段階にいる高1・高2のお子さまにとっては、それだけで大学を選んでしまうのは十分とは言えません。
なぜなら、医学部ごとに学部生がどのような経験に触れられるかには、一定の違いがあるからです。
研究に触れる機会は、大学によって設計が異なる
まず、研究との距離感についてです。
日本の医学部では、すべての大学が同じ形で研究教育を行っているわけではありません。
文部科学省のモデル・コア・カリキュラムに基づき、研究マインドを育てる教育は共通して求められていますが、学部生が実際に研究に触れる「深さ」や「タイミング」は大学ごとに異なります。たとえば、
- 学部生全員が一定期間、研究室での研修を行う大学
- 希望者が教員の研究室に入り、研究体験や論文指導を受けられる仕組みを持つ大学
- 学部段階からMD-PhDプログラムや研究志向コースを用意している大学
など、研究への入り口の設計には差があります。
実例として、
三重大学医学部では研究室研修をカリキュラムに組み込み、学部生が研究活動を体験できる仕組みを明示しています。
三重大学医学部医学科:https://www.med.mie-u.ac.jp/med/education/curriculum.html
また、慶應義塾大学医学部では、MD-PhDコースを設け、研究と臨床の両立を視野に入れた教育体制を公開しています。
慶應義塾大学医学部医学研究科 研究医養成プログラム(MD-PhDコース):https://www.med.keio.ac.jp/education/md-phd/
もちろん、学部生が最初から研究の最前線に立つわけではありません。
多くの場合、文献調査や基礎的な実験補助などから関わる形になります。それでも、興味を持ったときに、実際に触れられる環境があるかどうかは、研究という選択肢を現実的なものとして捉えられるかどうかに大きく影響します。
臨床実習も「同じ内容」ではない
次に、臨床についてです。
臨床実習は全国共通のモデル・コア・カリキュラムに基づいて実施されており、どの大学でも最低限の実習は受けられるという点では共通しています。
ただし、実習の中身や関わり方が完全に同じというわけではありません。
附属病院の規模や役割、症例数、地域医療との関わり方によって、学生が体験できる臨床の雰囲気や密度には差が生じます。
たとえば、
- 三次救急を担う大規模病院で、多様な症例に触れられる環境
- 地域医療を重視し、患者さんとの距離が近い実習環境
- 見学中心になりやすい実習と、指導医のもとで主体的に考える機会が多い実習
こうした違いは、パンフレットだけでは見えにくいものの、在学中の実感や、臨床医への興味の深まり方に影響を与えることがあります。
重要なのは、「臨床医になると決めているかどうか」ではありません。
臨床に興味が芽生えたとき、そのイメージを現実の体験として確かめられるかどうかです。
学部生がどこまで主体的に関われるか
研究と臨床のどちらにも共通して言えるのが、学部生がどの程度受け身ではない関わり方をできるかという点です。
授業を受け、実習をこなすだけの6年間になるのか。それとも、自分から一歩踏み込んで学びを深められる余地があるのか。
この違いは、入学前には見えにくいものですが、将来の進路選択や医学への向き合い方に、じわじわと影響していきます。
研究も臨床もあり得る段階にいるお子さまにとって、大学選びは将来を決める作業ではありません。
将来そこに目を向けて大学の中身を見ることが、後悔しない志望校選びにつながります。
次章では、こうした視点を踏まえたうえで、なぜ大学によって将来の選択肢の広さに差が生まれるのかを、もう少し構造的に整理していきます。
大学ごとに「将来の選択肢の広さ」が変わる理由

前章で見てきたように、医学部では研究や臨床に触れる機会の設計が大学によって異なります。
ここで次に気になるのが、「なぜ、そんな違いが生まれるのか」という点ではないでしょうか。
これは、どこかの大学が特別に優れている、あるいは劣っているという単純な話ではありません。
背景には、それぞれの大学が担ってきた役割や、医学教育に対する考え方の違いがあります。
大学病院の役割が教育環境を左右する
まず大きな要因になるのが、大学病院の役割です。
大学病院はすべて同じように見えて、実際には高度医療・研究を強く担ってきた病院、地域医療の中核として機能してきた病院、教育病院としての役割を重視してきた病院など、置かれている立場が異なります。
この違いは、学生がどんな臨床経験をしやすいかに影響します。
高度医療の症例が多い病院では、専門性の高い医療に触れる機会が増える一方で、一つひとつの診療に学生が深く関わるのが難しい場面もあります。
逆に、地域医療との距離が近い病院では、患者さんとの関わりを実感しやすく、医師としての役割を身近に感じられることがあります。
どちらが良い・悪いではなく、どんな臨床像を体験しやすいかが大学によって変わる、という点が重要です。
教育重視か、研究重視かという設計思想の違い
次に影響するのが、大学全体の教育方針です。
医学部には、研究者養成に力を入れてきた歴史を持つ大学、臨床医育成を第一に考えてきた大学など、さまざまな背景があります。
この設計思想の違いは、学部生のうちにどの程度研究に触れられるか、どのタイミングで臨床との距離が縮まるか、といった点に、少しずつ反映されていきます。
たとえば、研究志向が強い大学では、研究に触れることが特別な選択肢ではなく、比較的自然な流れとして用意されていることがあります。
一方で、臨床重視の大学では、研究は大学院以降の進路として整理され、学部段階では臨床教育に比重が置かれることもあります。
ここでも重要なのは、どちらが正しいかではなく、その大学がどんな医師像を育てようとしているかを読み取ることです。
「選択肢の広さ」は、入学後に突然生まれるものではない
ここまで見てきたように、将来の選択肢の広さは、偶然や本人の努力だけで決まるものではありません。
- 大学の歴史
- 病院の役割
- 教育方針
- 学生文化
こうした要素が重なった結果として、「この大学では、研究も臨床も現実的な選択肢として考えやすい」、「この大学では、ある方向に進みやすい」といった傾向が生まれます。
だからこそ、研究も臨床もあり得る段階にいるお子さまにとっては、偏差値や知名度だけでなく、その大学がどんな環境を積み重ねてきたのかを見ることが大切になります。
こうした設計思想の違いは、偏差値表からは見えてきません。
公式サイトやパンフレット、オープンキャンパスでの説明、在学生の声などを重ねて見ることで、少しずつ浮かび上がってきます。
設計思想の違いはどう見つける?4つの情報源と見方
① 大学公式サイト・カリキュラム(最重要・土台)
まず必ず見るべきなのは、大学公式サイトの「教育方針」「カリキュラム」「人材育成の方針」です。
ここは建前が書かれやすい部分ですが、それでも重要な理由があります。
なぜなら、大学がどう見られたいかではなく何を正式に約束しているかが書かれているからです。
見るポイントは、
- 「研究」「探究」「課題解決」「エビデンス」といった言葉がどの程度使われているか
- 学部生向けの研究関連科目や研修が、必修なのか選択なのか
- 研究・臨床のどちらが文章の前半に来ているか
文章の力点を見ると、方向性が見えてきます。
② 大学パンフレット(方向性を見るには有効)
大学パンフレットは広告的な側面もありますが、その大学がどの方向性を前面に出しているのかを知るうえでは、参考になります。
特に、写真や誌面の構成に注目すると、重視している領域が見えやすくなります。
たとえば、研究室や実験風景の写真が多く掲載されていたり、教員紹介のページが充実していたり、学会発表や研究成果が大きく扱われている場合には、研究活動を強く打ち出している傾向がうかがえます。
一方で、臨床実習の様子や病院内での写真が中心になっていたり、患者さんとの関わりが強調されていたり、地域医療やチーム医療についての記載が多い場合には、臨床教育を重視している姿勢が見えやすくなります。
パンフレットを読む際は、細かい文言を追いすぎるよりも、「何を前面に出しているか」という全体の印象に注目することがポイントです。
そこに、その大学が大切にしている方向性が自然と表れています。
③ オープンキャンパス・説明会(“空気感”をつかむ)
オープンキャンパスは、その大学の設計思想を体感できる唯一の場といえます。
そこで大切なのは、説明内容をそのまま覚えることではなく、大学側がどんな点に熱量を込めて語っているかを感じ取ることです。
例えば、教員がどのテーマを具体的に、楽しそうに話しているのか。
学生が日常の中で「大変だったこと」や「楽しいと感じていること」として、どんな経験を挙げているのか。
さらに、質問に対する答えが抽象的な理念にとどまるのか、それとも具体的な取り組みやエピソードに踏み込んでいるのかも、重要な手がかりになります。
研究の話題になると教員の語りが急に具体的になったり、学生が自然に研究や実習の話を織り交ぜたりする場合などは、その大学がどこに力を入れているのかが、よく伝わってきます。
こうした“空気”は、パンフレットやホームページの情報だけでは分かりません。
だからこそ、オープンキャンパスは、数字や実績以上に、その大学の方向性を感じ取るための貴重な機会になります。
④ 在学生・卒業生の声(SNSは補助的に)
在学生や卒業生の声は、大学の実態を知るうえで参考になりますが、SNSや受験ブログの情報はあくまで補助的な材料として活用するのが適切です。
まず忘れてはいけないのは、個人の体験がそのまま大学全体を表しているわけではないということです。
また、入試制度やカリキュラムは年代によって変わるため、数年前の情報が現在もそのまま当てはまるとは限りません。
その前提を踏まえたうえで、複数の声を見比べていくことが大切です。もし、異なる人が似たような評価や体験を語っていたり、同じ強みや同じ不満が繰り返し出てきたりする場合は、それが大学の一つの傾向である可能性が高まります。
一つの意見に強く引きずられるのではなく、複数の情報を重ね合わせながら、共通点を探していく。そうした視点でSNSを活用することで、表には出にくい大学の特徴が、少しずつ見えてきます。
次章では、こうした大学選びの視点が、志望理由や面接でどのように生きてくるのかを整理していきます。
志望校選びに不安を感じていませんか?
志望校の設計思想を一つずつ読み解く作業は、
思っている以上にエネルギーがかかります。
MEDICAL DIGでは、大学ごとの特徴を整理しながら、
お子さまの関心とどう結びつくのかを一緒に言語化していきます。
志望理由・面接で「迷い」が強みに変わる考え方

医学部受験では、志望理由書や面接で「将来はどんな医師になりたいですか」と問われる場面がほぼ必ずあります。
この質問に対して、「研究医です」「臨床医です」と明確に答えられないことを、不安に感じるお子さまや保護者さまも多いかもしれません。
ただ、ここまで見てきたように、高1・高2の段階で研究と臨床のどちらかに決めきれていないことは、決して特別なことではありません。
重要なのは、「決まっていない」という事実そのものではなく、その迷いをどう言葉にするかです。
医学部の面接で見られているのは、将来像が完璧に固まっているかどうかではありません。むしろ重視されているのは、なぜ医師を志したのか、どんなことに関心を持っているのか、そしてその大学で何を学びたいと考えているのかという思考の過程です。
研究か臨床かで迷っている場合でも、「どちらにも関心があり、だからこそ環境を重視して大学を選んでいる」という説明ができれば、志望理由として十分に筋が通ります。
一方で注意したいのは、「まだ決めきれていません」という言葉を、そのまま使ってしまうことです。
これでは、準備不足や消極的な印象につながる可能性があります。大切なのは、迷いを選択の途中にある状態として整理して伝えることです。
たとえば、研究にも臨床にも興味があり、どちらが自分に合っているかを実際に学びながら見極めたいと考えている。そのために、研究にも臨床にも触れられる環境を重視して大学を選んでいる。このように説明できれば、決めていない状態は、むしろ主体的な判断として伝わります。
志望理由が弱くなってしまう原因の多くは、大学選びと将来像が切り離されてしまっていることにあります。偏差値や立地だけで志望校を決めてしまうと、「なぜこの大学なのか」という問いに対して、表面的な答えしか出てきません。
一方で、研究にも臨床にも触れられる環境かどうか、学部生のうちから視野を広げられる仕組みがあるか、自分の関心が深まったときに試せる余地があるか、こうした視点で大学を選んでいれば、そのまま志望理由の軸になります。
高3になると、出願や受験が現実的になり、「そろそろ将来像を固めなければ」と焦りが出てくる時期でもあります。ただし、この段階でも研究医か臨床医かを断定できているかどうかが問われているわけではありません。
高3で求められるのは、なぜ今、その大学を選んでいるのかを自分の言葉で説明できる状態にあるかどうかです。
医学部受験の志望理由は、将来の完成図を示すものではありません。あくまで、現時点でどう考えているかを伝えるものです。
研究も臨床もあり得る段階にいるお子さまにとって、迷いは弱点ではなく、考え続けている証拠です。その迷いを整理し、大学選びと結びつけることができれば、志望理由や面接は無理に取り繕うものではなくなります。
次章では、こうした迷いを整理する段階で、第三者の伴走がどのように役立つのかを、MEDICAL DIGのサポートという視点から整理していきます。
迷っている時期だからこそ必要な、MEDICAL DIGの伴走サポート
ここまで見てきたように、研究も臨床もあり得る段階にいるお子さまにとって、医学部の志望校選びは簡単な作業ではありません。
偏差値だけで決めるのではなく、大学の中身や環境、将来の選択肢の広さまで考えようとすると、どうしても情報量が多くなります。
このとき、多くのご家庭が直面するのが「何を基準に整理すればいいのか分からない」、「情報は集めたが、判断につながらない」という状態です。
迷いそのものが問題なのではなく、迷いを整理しきれないまま時間だけが過ぎてしまうことが、志望校選びでは一番のリスクになります。
第三者の視点が入ることで、思考は整理されやすくなる
医学部受験は、お子さま本人が主役である一方、保護者さまの関与も避けて通れない受験です。
ただ、親子だけで話し合っていると、どうしても感情が先に立ったり、視点が固定化されたりしやすくなります。
そこで大きな意味を持つのが、第三者の視点です。
MEDICAL DIGでは、
- 何に興味を持っているのか
- どんな学び方が合いやすいのか
- 将来、どんな環境なら力を発揮できそうか
といった点を、対話を通して一つずつ言語化していきます。
迷っている状態を未完成と捉えるのではなく、考えている途中の状態として整理することを大切にしています。
志望校選びから、将来の面接・小論文までを見据えた言語化サポート
志望校の方向性がある程度見えてきた段階で、次に必要になるのが言語化です。
なぜその大学なのか、今どんな医師像を思い描いているのか。これらは志望理由書や面接で必ず問われるだけでなく、将来的な小論文対策にも直結していきます。
MEDICALDIGでは、この言語化のプロセスを、医学部受験を熟知したプロ講師が一貫して担当しています。
単に受験用の答えを作るのではなく、
- 研究と臨床のどちらに関心が向いているのか
- なぜ今は一つに決めきれないのか
- その迷いを踏まえて、どんな環境を選ぼうとしているのか
といった思考の背景まで丁寧に整理し、志望理由書・小論文・面接のすべてに通用する形へと落とし込んでいきます。
医学部の面接や小論文では、将来像そのものよりも、医療や社会をどう捉えているかが問われます。
MEDICAL DIGでは、志望理由の整理にとどまらず、医療倫理や医療現場の考え方を踏まえた指導も行っています。たとえば、命の扱いに関する価値観や、医師としての判断が求められる場面について、自分なりの考えを言葉にする練習を重ねていきます。
こうした積み重ねは、「なぜ医師を目指すのか」、「どんな医師でありたいのか」という問いに対して、表面的ではない答えを持つことにつながります。
研究と臨床のどちらかに決めきれていない場合でも、その迷いをどう考え、どんな姿勢で医学に向き合おうとしているのかが整理されていれば、志望理由として十分に説得力を持ちます。むしろ、考え続けている姿勢そのものが、面接では評価されることも少なくありません。
答えを用意するのではなく、考え方を育てる。
それが、MEDICAL DIGが現役生向けに、小論文・志望理由書の添削や面接対策をプロ講師で行っている理由です。
「決めきれない」状態を、受験の強みに変えていきませんか?
研究か臨床かを今すぐ決める必要はありません。
大切なのは、その迷いをどう整理し、どんな環境を選ぶのかです。
MEDICAL DIGでは、志望校選びの段階から思考の整理を伴走し、
志望理由書・小論文・面接まで一貫して支援しています。
迷っている今だからこそ、一度立ち止まり、
考えを言葉にしてみませんか。
まとめ|医学部志望校選びにおいて「将来の選択肢」をどう捉えるか
医学部の志望校を考える際、偏差値や合格可能性が重要な判断材料になることは間違いありません。ただ、それだけを基準に大学を選んでしまうと、入学後に初めて教育環境や学びの方向性に違和感を覚えることがあります。
本記事で見てきたように、医学部ごとに研究に触れる機会の設計や臨床実習での関わり方、学部生が主体的に学べる余地には一定の違いがあります。これらの違いは、「研究医を目指すか」「臨床医を目指すか」と進路を明確に定めているかどうかに関わらず、すべての医学部志望者にとって重要な視点です。なぜなら、医学部は入学時点で進路が固定される場所ではなく、在学中の学びや経験を通じて将来の方向性が形づくられていくからです。
そのため、志望校選びで本当に問われるのは、「今、将来像がどこまで決まっているか」ではありません。学びながら考え続けられる環境か、将来の選択肢を過度に狭めない大学かどうかを見極めることが重要になります。公式サイトやパンフレット、オープンキャンパス、在学生の声などを重ねて見ていくことで、その大学がどのような医師を育てようとしているのか、どのような経験が得られやすいのかが徐々に見えてきます。
また、このように環境を軸に志望校を選んでいることは、志望理由書や面接、小論文においても大きな強みになります。なぜこの大学なのかを自分の言葉で説明できる状態は、受験そのものだけでなく、医学部入学後の学びにもつながっていきます。
医学部受験は、学力だけでなく、考え方や向き合い方が問われる受験です。志望校選びの段階から将来を見据えた視点を持つことで、受験準備は断片的な作業ではなく、一貫したプロセスとして積み上がっていきます。
本記事が、医学部の志望校を考える際に偏差値以外に何を見るべきかを整理する一助となれば幸いです。







