医学部受験を検討している方の中には、同じ偏差値帯の学校のどちらを受験すべきか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
関西の難関医学部を検討している方の場合は、京都大学か大阪大学かで悩むケースが非常に多くなっています。
偏差値としてはわずかに京都大学が高いものの、倍率や試験科目を考えると、一概に京都大学の方が入りにくく、大阪大学の方が入りやすいとは言えません。
そこでこの記事では、入試の難易度から校風、入学後の生活まで、京都大学と大阪大学を徹底的に比較していきます。
現役の京大・阪大医学部生が在籍するMEDICAL DIGだからこそお伝えできる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
医学部受験の専門家
妻鹿潤
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中
▼目次
京大医学部と阪大医学部、どっちが入りやすい?
恐らく、皆さんが最も気になっているのは“入りやすさ”ではないでしょうか。
受験生の中には記念受験も含まれること、また、点数分布が公表されていないことなどから、単純に偏差値や倍率を比較しただけでは正確な意味での入りやすさを測ることはできません。
ですので、受験生の皆さんには「どちらが受かりやすそうか」にこだわりすぎず、まずはどちらの大学で、どのように過ごしたいかを具体的に描きながら志望校を選んでいただきたいと思います。
○偏差値:京都大学72.5/大阪大学70.0
○倍率:京都大学2.78/大阪大学2.58 ※2019~2023年度の平均
もしそれ以外の視点で京大か阪大かを選ぶとするならば、入試科目に注目しましょう。
大阪大学医学部の二次試験は英語・数学・理科の3教科ですが、京都大学医学部の二次試験では英語・数学・理科に国語を加えた4教科となっています。
したがって、国語が苦手な人は大阪大学を選び、国語が得意な人は京都大学を選ぶ傾向にあります。
ですが、単純に「国語が得意/苦手」だからと判断するのではなく、これからの受験勉強において自分がどれだけ頑張れそうか、伸びそうかということも志望校選びの際には十分考慮しましょう。
というのも、京都大学医学部には「自分は理系だけれど、国語もできるのが強みだ」と思っている人ばかりが集まります。
その人たちの中で十分に戦える国語力が自分にあるのかを冷静に判断することが大切です。
単純な読解テクニックだけでは京大国語の問題に太刀打ちすることはできません。他大学の二次試験や共通テストの国語の点が良いからといって、必ずしも京大の二次試験国語で点が取れるとは限らないのです。
京大国語では、これまでの人生の中でどれだけ示唆に富んだ文章を読んできたか、それをアウトプットしてきたかという経験が問われます。
さらに言えば、生まれ持った言語理解の能力も大きく影響するため、「文章を読むよりも、数字や図形に触れる方が好き!」という生まれながらの理系の人には非常に厳しいものとなるでしょう。
一方で、大阪大学医学部の場合は、「自分は国語が苦手だから、二次試験で国語が無い阪大にしよう」という人が集まります。国語の勉強に時間を割かずに済む分、英語・数学・理科に特化して受験勉強を進めることができます。
周りの人も同じ条件ですので、阪大医学部を選ぶ場合は、理系の精鋭たちの中でも十分に渡り合える実力があるかを検討していきましょう。
大切なのは、現時点での実力だけでなく、自分がこれからどれくらい伸びそうか(伸ばせそうか)ということを考慮することです。
たとえ京大模試の点数が悪くても、子どもの頃から本を読むのが好きで、京大国語の難解な論説文でも何となく意味は分かっているという場合は、単にアウトプットの経験が足りないだけであり、演習を重ねれば点数が伸びる可能性は大いにあります。
逆に、ほかの教科に比べると数学の点数は高いけれど、数学についてさらに点数を伸ばすよりは、ほかの教科で苦手をつぶしていった方が点数が伸びやすいというケースもあります。
自分自身で今後の伸びしろを予想するのは非常に難しいため、志望校を検討する際には、必ず難関医学部の受験指導の経験が豊富な先生にアドバイスを受けるようにしましょう。
点数だけを見るのではなく、具体的な解き方や思考プロセス、性格まで踏まえてアドバイスしてくれる指導者が理想的です。
私たち医学部専門個別指導MEDICAL DIGでは、生まれ持った特性や物事に向かう姿勢などを徹底的に分析し、一人一人に適した進路選択や勉強法の提案を行っています。
進路選択について信頼できる指導者をお探しの方は、医学部専門個別指導MEDICAL DIGも選択肢の一つとしていただけますと幸いです。
大阪大学医学部は京大大学医学部の師匠?阪大はすべての医学部の祖
京大と阪大を比べるとどうしても京都大学の方がネームバリューがあるように感じますが、実は、京都大学医学部よりも大阪大学医学部の方が歴史が古いことをご存じでしょうか。
大阪大学のルーツは緒方洪庵が1838年に設立した適塾であるとされており、1869年には明治政府が緒方洪庵の弟子や息子を中心として、大阪大学医学部の元となる大阪仮病院や大阪医学校を設立しました。(参考:大阪大学の歴史 - 大阪大学 (osaka-u.ac.jp<http://osaka-u.ac.jp>))
京都医科大学(後の京都大学医学部)の設立が1899年なので、医学部に限って言えば大阪大学の方が歴史は古いのです。
また、日本に存在する多くの医学部は緒方洪庵の弟子たちが創設に関わっているため、大阪大学は「日本の医学部の祖」と言うこともできます。
ルーツを見てもわかるとおり、大阪大学医学部は日本国内随一の名門であり、研究実績や施設面でも京大と遜色ありません。
したがって、「どちらがより質の高い学びを得られるか」という単一の軸で比較するのではなく、「何を、どんな風に学びたいか」という視点で両者を比較することが大切です。
また、京都大学医学部と大阪大学医学部は、東京大学・名古屋大学と共同で「基礎医学研究者養成イニシアチブ」を実施しています。
臨床医を目指す場合はある程度学閥などを意識する必要がありますが、研究者志望の場合は4大学間での交流が可能であり、入学後に別の大学の研究室に留学したりすることも可能です。
基礎医学研究者の養成を促進することを目的に実施されている。具体的な取組は以下のとおり。
○4大学合同ラボツアー
各大学の基礎系ラボを訪問し、先端的な研究内容に関するセミナーを聴講したり、実験施設や機器を見学したりする。
○国内短期研究留学
夏休みや春休みなどの長期休暇中に、他大学の基礎系研究室に滞在し研究活動に参加する。
京都大学の学生の場合は、マイコースプログラム期間(4回生後期)に参加することも可能。
○全国リトリート
4大学を含めた全国のMD研究者育成プログラム(※)の登録学生が集まり、各自の研究内容に関するポスター発表や口頭発表を行う。
研究発表だけでなく、学生同士の交流を促進して親睦を深めることも重要な目的となっている。
※基礎医学研究者を育成するためのプログラム。通常の医学部カリキュラムよりも早期に研究に携わることができる。
なお、アカデミックポストの数については大阪大学の方が教官の数自体は多いものの、関連大学の数を含めるとそれほど大差はありません。
将来医学研究に携わりたいと考えている方は、興味のある研究分野や師事したい教授なども調べながら志望校を検討していくと良いでしょう。
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地方勤務が多いのが京大、都市部での勤務が多いのが阪大
多くの医学生は、大学卒業後に臨床医として働きます。
その際に無視できないのが大学病院独自の人事・組織体制――いわゆる「医局」と呼ばれるものになります。
有名ドラマのような派閥闘争に巻き込まれないように…ということではありませんが、京大医学部と阪大医学部で勤務地や勤務形態が大きく異なる点には注意しておきましょう。
まず、京都大学医学部は日本で最も大きな学閥を持っているとも言われており、その範囲は静岡から京都、奈良、神戸、赤穂、豊岡、鳥取、島根と山陰地方を超えて福岡まで至るとされています。
ほとんどの病院が地域の医療を支える基幹病院であり、さらに準公的病院である日本赤十字病院や済生会病院も京大閥となっています。
したがって、京都大学医学部を卒業した場合は、これらの地域の基幹病院に配属となる可能性が高くなります。
京都には京大・阪大に並ぶ伝統校である京都府立医科大学も存在するため、京都府内で勤務できる可能性は低いことを念頭に入れておきましょう。
また、初任地だけでなく、その後の人事異動についても「地方→地方」になる可能性があることには注意が必要です。
島根の次に静岡へ転勤という例もあり、結婚・出産・育児といったライフプランに大きな影響を与えることになります。
地域医療を支えたいという意志のある方や、日赤や済生会で経済的に恵まれない人のために医療を提供したいという方にとって京都大学医学部はおすすめですが、「子どもに何度も転校させたくない」「単身赴任したくない」といった方の場合は避けた方が良いでしょう。
一方、大阪大学は大阪府内全域をカバーしています。
範囲としては狭いものの人口の多い地域ですので、大阪大学医学部の卒業生を毎年受け入れられる十分な数の関連病院が存在しています。
したがって、大阪大学医学部を卒業すると、ほとんどの場合は大阪府内か近隣の関西圏の病院で勤務することになります。
大阪大学も、かつては大阪府南部や和歌山県、広島県に関連病院を有していましたが、新医師臨床研修医制度(※)の発足後はそれらの関係が廃止されたため、阪神地域の都市圏を中心とした非常に狭い範囲が勤務候補地となりました。
2004年以前は出身大学関連病院で単一診療科のみの研修を行うことがほとんどでしたが(ストレート方式)、2004年の制度改正により、さまざまな診療科の研修を受け、幅広い診療能力が身に付けられる総合診療方式(スーパーローテイト)による研修が広く採用されるようになり、併せて研修医の身分や処遇も改めて整理されました。
さらに大阪府内及び近隣の公立病院は、いずれも医師や患者の口コミランキング上位の優良病院ばかりです。
病院ごとの雰囲気も似ていて、転勤してもそれほどストレスを感じないというのが専らの評判となっています。
実は、大阪大学医学部の医局は日本で最も人事の問題が少ないとも言われています。
安定した環境で働きたい方や、都市部での生活を維持したい方は大阪大学を選ぶことをおすすめします。
待遇や給与の面においても京大閥・阪大閥は対照的で、地方病院や勤務希望者の多い日赤、弱者救済が目的の済生会系といった京大系の病院は総じて給与が低い傾向にあります。
一方、都市部に多く存在する大阪大学の関連病院は待遇・給与ともに厚く、さらに近隣の私立病院での非常勤(アルバイト)もしやすいといった状況にあります。
医師として働くことはそれだけで価値のあることですが、一方で自分自身の人生のプランや価値観も大切です。
自分が医師としてどんな風に働きたいのかについても、受験の際には一定考慮して志望校を選ぶようにしましょう。
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単位の取りやすさでは圧倒的に京大がおすすめ
京都大学医学部と大阪大学医学部の最も大きな違いは、「単位の取りやすさ」と言っても過言ではないかもしれません。
関西の名門である京大・阪大・神大の単位取得の難易度の違いはとても特徴的で、よく以下のように揶揄されています。
神大の単位は、道端に落ちている
阪大の単位は、地面を掘っても見つからない(大阪湾に沈んでいる)
これは医学部においても例外ではなく、京都大学医学部は、京都大学の他学部に比べればハードではあるものの、他大学医学部と比べれば非常に楽であると言われています。
京都大学医学部の場合は、2回生~3回生前期で必修となる基礎医学系の専門科目のテストが山場となっています。
京都大学医学部に合格するほどの頭脳の持ち主であっても苦戦するレベルですので、その難易度はかなりのものと言えます。
ただし、この専門科目のテストさえクリアできれば、後は比較的のんびりと過ごすことができます。
3回生後期から始まる臨床医学科目は基礎医学系を元にした内容であり、基礎医学のテストをパスできた学生であればそれほど苦戦することはありません。さらに3回生後期のテストからは教授陣が急に優しくなり、テストの問題を教えてくれる場合などもあります。
4回生後期には、「マイコースプログラム」が始まります。マイコースプログラムとは、学生が自分の関心がある研究室に所属し、研究活動を行うという京大医学部独自のプログラムです。
京都大学医学部の理念である「物事の本質を見抜く力」や、京都大学全体の理念である「自由の学風」を反映したプログラムですが、実際のところ学生によって熱量はまちまちで、海外の研究室に留学して熱心に取り組む学生もいれば、学内の研究室で淡々と研究をこなす学生もいます。
また、5回生になって臨床実習を行うに当たっては、共用試験であるCBT・OSCEを受けることになりますが、京大の合格基準は非常に緩いことで有名です。
このように、京都大学医学部に入学した後は基礎医学の専門科目こそハードですが、それ以外は比較的のんびりと過ごせる傾向にあります。
対して大阪大学医学部では、京都大学医学部ほど楽ではないものの、かといって留年が続出するようなハードさは見られません。真面目に授業に出席し、テスト前にしっかりと勉強していれば単位を取ることができます。
中には非常にテストが難しい講義や、ギリギリ60点に届くか届かないかの場合でも温情無く不可とする教授などもいますが、それは京大でも同じです。
阪大は単位が取りにくいとまことしやかに噂されているのは、「京大の単位が取りやす過ぎるから」と考えて良いでしょう。
近年では人材養成機関としての大学の意義が強調され、適切な成績評価や卒業認定を行うよう文部科学省からも方針が示されていますが、京大の一般教養科目(※)では未だに「出席不要」「代返・代筆OK」の講義が散見されます。
一度も講義には出ていないけれど、何となくテストだけ受けたら単位がもらえるという科目まであるのが京大ですが、阪大はそこまでの緩さは無く、出席は必須でテスト前の勉強も一定必要となっています。
今現在、受験勉強に勤しんでいる皆さんにとっては、「授業に出る」「テスト勉強をする」といったことは当たり前のことに感じると思います。
ですが、せっかく大学生になったのだから自由を謳歌したいと思うのも人間の性であり、効率良く単位を取ることは決して悪いことではありません。
また、京都大学の単位が取りやすいのは、サボることを推奨しているのではなく、時間的な余白の中で自ら課題を見つけ学んでほしいという、京大ならではの「自由の学風」に基づく慣習と言えます。
大阪大学のように、基本的なルールに則り単位認定を行うことは当然のことですし、その分一般教養科目も含めてしっかりと学び、知識を身に着けられるのは一つのメリットです。
加えて大学生になると生活のリズムも乱れがちになりますが、出席が必要な講義があることで生活にメリハリをつけることもできます。
自由な京都大学か、真面目な大阪大学か、自分の肌にあったスタイルの学校を選ぶと良いでしょう。
★京都大学医学部の特色の詳細はこちら↓
【難関医学部】このままで合格できるか心配な方へ|簡単合格率チェック
京都大学や大阪大学といった難関医学部を目指す受験生や保護者さまの中には、「今の勉強方法を続けていて、合格できるのだろうか…?」と不安を感じている方もいらっしゃると思います。
このままのペースで勉強を続けていいのか、今の自分の勉強方法が合っているのか知りたい方は、ぜひ以下の「合格可能性チェックリスト|難関大学医学部編」をお試しください。
- 自分より勉強時間の少ない人にテストの点で負けたことがある
- 「とにかく時間を掛けて勉強すれば良い」と考えている
- 問題を手当たり次第に解いていて、取捨選択していない
- 初見の問題を見ると何から手を付けて良いか分からず、手が止まってしまう
- 参考書や問題集選びに時間を掛け過ぎてしまう
- 前々回の模試と直近の模試の成績が変わらないか、下がっている
- 1日の勉強時間が平均6時間未満である
- 1日にスマホを1時間以上触っている
- 学校の定期テストで80点未満の科目がある
- 睡眠不足などで学校の授業に集中できていない
- 0項目
- 順調に受験勉強が進められています!このままのペースで頑張りましょう。
- 1~2項目
- 良いペースですが、もう少し勉強の効率を上げることができそうです。
- 3~5項目以上
- 改善の余地がかなりあります。まずは1日のスケジュールから見直しましょう。
- 6項目以上
- かなり合格の可能性は低いです。本当に難関大学医学部に進学したいのか、今一度じっくり考えましょう。
チェックリストで3項目以上に当てはまった人は、まだまだ勉強への取り組み方を改善する余地があります。
また、それぞれのチェック項目からは、「今の自分に不足している力」を見つけることができます。
例えば、チェック項目①~⑤に当てはまる人は、「目的思考力」が不足していると考えられます。
例えば、「⑤参考書や問題集選びに時間を掛け過ぎてしまう」については、本来は良い参考書や問題集を選ぶことは目的ではなく、そこに載っている問題を解くことが目的であるにも関わらず、「参考書や問題集を選ぶ」という目的以外の行動に時間を費やしてしまっています。
「目的から考えて行動する力」は医学部受験において非常に大切です。
というのも、“合格するために今何をすべきか”を考え行動することが、効率よく学習を進めることにつながります。
やみくもに問題を解くのではなく、「なぜこの問題を解くのか」という目的意識を持つことで、漫然とただ問題量をこなすという勉強方法から一段ステップアップすることができます。
さらに、「目的思考力」は個々の問題を解く際にも重要です。
問題文を読んだときに、「この問題で問われていることは何か」「問題作成者の意図は何か」というように、その問題の“目的”が考えられるようになると、解法の糸口も見つけやすくなります。
他にも、項目⑦~⑩に当てはまる人は、「やり抜く力」が不足していると考えられます。
「やり抜く力」とは、自分でルールを決め、そのルールに則って行動する能力のことです。
受験においては、「毎日○時間勉強する」のようにコツコツと努力を積み重ねることが非常に大切です。
やり抜く力が不足していると、ついついダラダラしてしまったり、「今日くらいサボってもいいや」と課題を後回しにしたりしてしまいます。
そのため、勉強の量が不足することが多く、思ったように学力が伸びていきません。
やり抜く力が不足していると感じる人は、勉強に対する姿勢を今一度見直し、自分を律しながら受験勉強に挑むようにしましょう。
「毎日勉強を頑張りたいのに、ついついサボってしまう」
といった方は、「目的思考力」や「やり抜く力」といった“非認知能力”に課題があるのかもしれません。
非認知能力とは、学力や知能指数のようにテストで測ることのできない能力のことで、学力の向上にも大きな影響を与えるものとして、近年注目されています。(参考:平成30年度埼玉県学力・学習状況調査データ活用事業における分析結果概要(統計分析) (saitama.lg.jp))
MEDICAL DIGでは、学習指導に先立って、まずは無料相談で現在のお悩みや課題を詳しくお伺いし、その際に併せて「非認知能力診断(30分程度)」を実施します(非認知能力診断も無料で実施させていただきます)。
そして、生徒さまの非認知能力の強みと課題を分析し、より詳細なデータを元に進路指導や授業内容の検討、カリキュラム作成などを行ってまいります。
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京大医学部と阪大医学部、どっちが良い?のまとめ
この記事では、京都大学医学部と大阪大学医学部について、それぞれの特徴を比較してきました。
改めてポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 偏差値や倍率を単純に比較するだけでは“入りやすさ”を測ることはできない
- 京大医学部の二次試験には国語があり、阪大医学部には無い
- 同じ強みを持った人と競争することを想定し、伸びしろを踏まえて志望校を検討することが大切
- 大阪大学医学部の方が、京都大学医学部よりもルーツが古い
- 研究の質や施設面においては、京大と阪大はほぼ同じレベル
- 京大医学部卒業生は地方病院、阪大医学部卒業生は都市部の病院勤務となる場合が多い
- 給与・待遇面や転勤の状況など、卒業後の働き方も志望校選びにおいては大切
- 京都大学は単位を取るのが非常に楽。比較すると大阪大学は単位を取る労力は一定必要だが、特別に厳しいわけではない
京大医学部か阪大医学部かで迷っている方は、どうしても「どちらに受かりそうか」という視点で検討してしまいがちです。
ですが、入学後6年間の過ごし方や、卒業後の就職状況などもしっかりと調べて検討し、自分の希望にあった志望校を選ぶことが大切です。
医学部受験はゴールではなく、医師になるためのスタートに過ぎません。
受かることが目的になってしまうと、その後にバーンアウト(燃え尽き症候群)するかもしれませんし、勉強のモチベーションも上がりません。
自分が医師になってどんな風に働きたいか、あるいは研究者になって科学に貢献したいか、具体的に描きながら日々の勉強に取り組みましょう。
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また、MEDICAL DIGでは非認知能力(※)に着目した学習指導を強みとしており、生徒さま一人ひとりの特性に応じた最適な学習計画を提案することが可能です。
学力テストや知能検査によって、数値として測ることのできない能力のこと。
(例)目的思考力、自己肯定感、やり抜く力、自立心など
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最後までお読みいただきありがとうございました。