近畿大学は、受験者数10年連続日本一を誇る人気の大学です。
医学部の人気も非常に高く、近年の一般入試の倍率は14倍を上回っています。
競争率の高い近畿大学医学部に合格するためには、入試情報を正確に把握し、戦略的に受験対策を進めることが大切です。
この記事では、近畿大学医学部の入試制度について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
なお、本記事は2024年度入試の情報を元に作成しています。
最新の情報については、必ず近畿大学の公式ホームページで確認するようにしてください。(近畿大学公式HP:入試情報 | 近畿大学医学部・大学院医学研究科 (kindai.ac.jp))

医学部受験の専門家
妻鹿潤
・個別指導塾の経営・運営でお子様の性質・学力を深く観る指導スタイル
・yahooやSmartNews、Newspicksなどメディア向け記事も多数執筆・掲載中
▼目次
近畿大学医学部の入試情報|入試・受験日程、出願期間、合格発表日
近畿大学医学部の入試制度は多岐にわたります。
最も受験者数が多いのは一般入試の前期日程ですが、ほかにも推薦入試や共通テスト利用方式など、様々な選抜方法があります。
<近畿大学医学部の選抜方法>
- 一般入試・前期日程 (55名) ※A日程のみで、B日程は無し
- 一般入試・後期日程(5名)
- 推薦入試(一般公募)(25名)
- 共通テスト利用方式・前期日程(5名)
- 共通テスト利用方式・中期日程(3名)
- 共通テスト利用方式・後期日程(2名)
- 地域枠(17名(大阪府3人、奈良県2人、和歌山県2人、静岡県10人))
※()内は募集人員
※医学部においては、共通テスト併用方式や総合型選抜(AO入試)による募集はありません。
入試日程によっては、これらの選抜方法を組み合わせることで複数回のチャンスを得ることができます。
以下ではそれぞれの選抜方法の特徴や出願期間、試験日、合格発表日などをまとめていますので、どの選抜方法で出願するか検討する際の参考としていただければ幸いです。
近畿大学医学部の入試日程①一般入試(前期日程)
近畿大学医学部において最もオーソドックスな選抜方法が「一般入試(前期日程)」です。
募集人員は55名と数ある選抜方法の中で最も多く、近畿大学医学部を受験するほとんどの人が、まずはこの一般入試(前期日程)に出願し、個々の状況に合わせてその他の方法でも併せて出願する形になります。
一次試験の試験会場は全国5か所に設けられており、アクセスのしやすさも魅力の一つとなっています。
<一般入試(前期日程)>
- 出願期間 2023年12月15日(金)〜2024年1月11日(木)
- 試験日
- 一次試験:2024年1月28日(日)
- 二次試験:2024年2月11日(日)
- 募集人員 55名
- 試験会場
- 一次試験:大阪、新橋、名古屋、広島、福岡
- 二次試験:大阪狭山
- 合格発表日 2024年2月23日(金)
- 入学手続締切 2024年3月1日(金)
近畿大学医学部の入試日程②一般入試(後期日程)
一般入試の後期日程は、募集人員が5名と非常に少なくなっています。
また、関西の難関医学部に不合格となった受験生たちが第二志望として出願するケースも多いため、ライバルたちの学力が高く、前期日程に比べると合格への道のりはかなり険しいものになります。
後期日程はいずれの大学も競争率が高くなるため、合格できなかった場合にどうするのか、早めに考えておくことも大切です。
<一般入試(後期日程)>
- 出願期間 2024年2月1日(木)〜13日(火)
- 試験日
- 一次試験:2024年2月24日(土)
- 二次試験:2024年3月7日(木)
- 募集人数 5名
- 試験会場
- 一次試験:大阪、新橋
- 二次試験:大阪狭山
- 合格発表日 2024年3月15日(金)
- 入学手続締切 2024年3月21日(木)
★近畿大学医学部の倍率に関する詳細はこちら↓

近畿大学医学部の入試日程③推薦入試(一般公募)
近畿大学医学部の推薦入試は一般公募となっており、「一浪でも出願可」「評定平均の要件無し」「併願可」など、他大学の医学部に比べるとかなり緩い出願要件となっています。
また、募集人員も25名と比較的多く、気軽に受験することができます。
倍率は例年8~10倍と非常に高く、推薦入試のみで合格を目指すのは難しいものの、近畿大学医学部を第一志望とする人も、滑り止めとして受験する人も、「合格できれば安心材料が増える」程度の感覚でひとまず受験しておくのがおすすめです。
<公募推薦>
- 出願期間 2023年11月1日(水)〜9日(木)
- 選考日
- 一次試験:2023年11月19日(日)
- 二次試験:2023年12月3日(日)
- 合格発表日 2023年12月13日(水)
- 入学手続締切 2023年12月21日(木)
★近畿大学医学部の公募推薦の詳細はこちら↓

近畿大学医学部の入試日程④共通テスト利用方式(前期・中期・後期)
近畿大学医学部では、共通テストを利用した選抜も行われています。
いずれの日程においても二次試験は小論文と面接のみで、独自の学科試験は課されません。
前期日程は共通テストの前に出願、中期日程は共通テスト後~二次試験の間に出願、後期日程は二次試験後に出願するイメージです。
ちなみに、前期日程と中期日程は出願期間のみが異なり、二次試験の選考日や合格発表日、入学手続締切は同日となっています。
なお、共通テストの利用科目と配点は前期・中期・後期で異なるため注意が必要です。科目と配点については「2-3.近畿大学医学部の入試科目と配点③共通テスト利用方式」で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
<共通テスト利用方式(前期日程)>
- 出願期間 2024年1月3日(水)〜12日(金)
- 選考日 2024年2月18日(日)
- 合格発表日 2024年2月27日(火)
- 入学手続締切 2024年3月6日(水)
<共通テスト利用方式(中期日程)>
- 出願期間 2024年1月3日(水)〜2月1日(木)
- 選考日 2024年2月18日(日)
- 合格発表日 2024年2月27日(火)
- 入学手続締切 2024年3月6日(水)
<共通テスト利用方式(後期日程)>
-
- 出願期間 2024年2月2日(金)〜22日(木)
- 選考日 2024年3月7日(木)
- 合格発表日 2024年3月15日(金)
- 入学手続締切 2024年3月21日(木)
近畿大学医学部の入試日程⑤地域枠入試
近畿大学医学部では、地域枠での選抜も実施されています。
地域枠とは、卒業後一定年数(多くは9年間)を指定の地域で医師として勤務することを条件に、返還不要の奨学金が受けられる制度です。
近畿大学医学部には、大阪府・奈良県・和歌山県・静岡県の4府県の地域枠があり、一般入試(前期日程・後期日程)と同じ日程で入試等が行われます。
なお、大阪府・奈良県・和歌山県は前期日程のみ、静岡県は前期と後期の両日程で試験が実施されます。
- 出願期間 2023年12月15日(金)〜2024年1月11日(木)
- 試験日
- 一次試験:2024年1月28日(日)
- 二次試験:2024年2月11日(日)
- 合格発表日 2024年2月23日(金)
- 入学手続締切 2024年3月1日(金)
- 出願期間 2024年2月1日(木)〜13日(火)
- 試験日
- 一次試験:2024年2月24日(土)
- 二次試験:2024年3月7日(木)
- 合格発表日 2024年3月15日(金)
- 入学手続締切 2024年3月21日(木)
★医学部の地域枠入試の詳細はこちら↓

近畿大学医学部の入試情報|受験科目、配点
医学部受験において、入試科目と配点に着目することは非常に大切です。
自分の得意な科目を活かし、苦手をカバーできる試験科目と配点になっている大学や入試制度を選ぶことで、受験を有利に進めることができます。
また、近畿大学医学部の場合は入試制度が多岐にわたり、それぞれの制度によっても入試科目や配点が異なります。
ですので、入試制度ごとの科目と配点をしっかりと調べ、自分にとって有利な制度を選ぶことが重要なポイントになります。
入試制度ごとの科目と配点を以下にまとめましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
近畿大学医学部の入試科目と配点①一般入試
一般入試の科目と配点は、前期日程・後期日程とも同じで、数学100点、理科2科目200点、英語100点の合計400点となっています。
やや理科重視の配点となっていますが、私立大学医学部の学科試験としては一般的な配点と言えます。
また、二次試験の小論文と面接については「段階評価」とされており、学科試験に比べると重要度は低いと考えられます。
実際に、過去の入試説明会で担当者から「小論文や面接の対策はほどほどにして、しっかりと学科試験の対策をしてください」という趣旨の発言がありました。
近畿大学医学部のように小論文や面接に明確な配点がなく、「段階評価」や「配点無し」としている大学においては学科試験が重視される場合がほとんどですので、まずは学科試験の対策にしっかり取り組み、余力があれば小論文や面接対策にも取り掛かるようにしましょう。
〔一次試験〕
- 数学(100点)
- 数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)
- 理科(200点)
- 「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から2科目選択
- 外国語(100点)
- コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II
- 合計(400点)
- 3教科4科目
- 小論文(段階評価)
- 面接(段階評価)
〔二次試験〕
★近畿大学医学部の二次試験(小論文・面接)の詳細はこちら↓

近畿大学医学部の入試科目と配点②推薦入試(一般公募)
近畿大学医学部の推薦入試では、一次試験で数学100点、理科1科目100点、英語100点の3科目300点満点の学科試験が課されます。
一般入試と比較すると理科が1科目のみとなっており、理科が苦手な人や試験日までに全範囲の履修が終わっていない人にとってメリットの大きい配点となっています。
また、試験の難易度は、近畿大学の公式サイトで「高等学校の教科書レベル」と明記されているとおり、決して高いものではありません。
2022年度以前は医学部では独自問題が出題されており、他学部に比べると難易度は高かったものの、2023年度以降は全学部共通問題となったため、他学部と同様に教科書レベルの問題が出題されています。(参考:推薦入試(一般公募)|入試情報・学費|近畿大学入試情報サイト (kindai.jp))
近畿大学医学部の推薦入試は、京都大学や大阪大学を受験する人が滑り止めとして受験する場合も多く、ライバルたちの学力もかなり高いです。
そのため、「どれだけ解けるか」ではなく「どれだけ間違えないか」といったレベルの高い競争となりますので、基礎をしっかりと固め、教科書レベルの問題を確実に解けるように対策していきましょう。
なお、小論文と面接については、一般入試と同様に「段階評価」となっています。
推薦入試という名称から、小論文や面接が重視されるイメージを持ってしまうかもしれませんが、一般入試と同様に推薦入試でも学科試験が重視されますので、小論文や面接の対策はほどほどにし、学科試験に力を入れるようにしましょう。
〔一次試験〕
- 数学(100点)
- 数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)
- 理科(100点)
- 「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から1科目選択
- 外国語(100点)
- コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II
- 合計(300点)
- 3教科3科目
〔二次試験〕
- 小論文(段階評価)
- 面接(段階評価)

近畿大学医学部の入試科目と配点③共通テスト利用方式
共通テスト利用方式は、前期・中期・後期でそれぞれ科目と配点が異なります。
前期は5科目500点、中期は4科目400点、後期は3科目300点と、日程が後になるほど科目数が減っていくのが特徴です。
また、入試科目も日程によって異なり、前期では国語が不要であったり、中期と後期では一部の科目が得点の高い順に利用されたりと、少し複雑な制度になっています。
同じ共通テスト利用方式であっても、入試科目は日程ごとに異なるため、最後まであきらめずに出願することで合格のチャンスが得られるかもしれません。
例えば、前期で合格に至らなかった場合でも、国語で高得点を取れていた場合などは中期や後期で合格できる可能性があります。
以下に共通テスト利用方式の科目と配点の詳細をまとめましたので、出願の際の参考にしていただければと思います。
<共通テスト利用方式の科目と配点>
- 前期日程
- 英語100点+数学2科目200点+理科2科目200点(合計500点)
- 中期日程
- 英語100点+国語または数学から高得点1科目100点+理科2科目200点(合計400点)
- 後期日程
- 英語100点+国語・数学・理科から高得点2科目200点(合計300点)
※小論文・面接はいずれも「段階評価」のみ
近畿大学医学部の入試情報|最近の変更点(英語・数学の出題内容、傾向)
近畿大学医学部では、近年、英語と数学の出題内容に大きな変更がありました。
<出題傾向の変更>
- 英語 →知識・語彙重視から「読解重視」の内容へと変更(2021年度~)
- 数学 →独自問題から全学部共通問題へと変更(2024年度~)
いずれもごく最近の変更ですので、うっかり以前の形式の試験問題を参照してしまうと効率の良い受験対策ができなくなるため注意が必要です。
英語については、2021年度から問題の内容と形式が大幅に変更されました。
2020年度以前の近畿大学医学部の英語の問題は、高校生レベルをはるかに越えた専門用語が出され、英文の量も膨大でした。
学科試験のうち英語の難易度だけが突出して高く、受験生の間では「近大の英語は難しすぎる」と評判になっていました。
ですが、2021年度入試からは方針が大幅に変換され、それまでの知識重視の内容から読解重視の内容へと変化しました。
以前は単語や語句の意味を答える問題がかなりの割合を占めていましたが、単純な知識を問う問題はほとんど無くなり、英文を読んでその文意を答えるといった読解を中心とした問題構成となっています。
近年では共通テストでも、「たくさんの英文を試験時間内に正しく読み取れるか」といった視点での出題が多くなっていますが、近畿大学の出題傾向の変更も、こうした全国的な流れを汲んでいるものと考えられます。
以前は高校生レベルを越えた英単語を覚えなければならないなど、特殊な対策が必要でしたが、今後は他の大学や共通テストの対策と同様、長文読解問題の演習に取り組むことで十分対策できます。
必要な語彙量は4,000~6,000字程度であるため、単語の暗記には「英単語ターゲット1900」などを、読解問題は難関大レベルであるため、「関正生の英語長文ポラリス[2 応用レベル]」などを活用して対策を進めると良いでしょう。
★近畿大学医学部の英語対策の詳細はこちら↓

数学については、2024年度から全学部共通問題が出題されるようになりました。
これに伴い、回答方法が記述式からマーク式に変更されるほか、試験時間も変更されています。
過去問を解く際には、数学に限っては医学部の過去問ではなく、他学部の問題を解く必要があるため注意しましょう。
また、医学部の独自問題に比べると全学部共通問題は難易度が低いため、合格者の平均点は非常に高くなることが予想されます。
加えて、近畿大学医学部は京都大学や大阪大学といった関西の難関医学部を第一志望としている受験生が滑り止めとして出願する場合も多いです。
そのため、「何問解けるか」ではなく「何問間違えないか」といった高いレベルの競争となることが予想されますので、基礎からしっかりと固め、確実に解ける問題を増やしていきましょう。
★近畿大学医学部の数学の対策の詳細はこちら↓

近畿大学医学部の入試情報|受験対策のポイント
近畿大学医学部の受験対策としては、「基礎をしっかりと固めること」が挙げられます。
「3.近畿大学医学部の入試情報|最近の変更点(英語・数学の出題内容、傾向)」で述べたとおり、英語は易化傾向、数学も全学部共通問題となるなど、近畿大学医学部の入試問題の難易度はそれほど高くありません。
ですので、まずはじっくりと基礎を固め、本番レベルの問題に向けて徐々に難易度を上げていく形で計画的に勉強を進めていきましょう。
ただし、一般入試は1月下旬~2月上旬実施であり、国公立大学よりも早い日程となっていますので、10月ごろからは過去問など本番レベルの問題に取り組むようにしましょう。
また、近畿大学医学部は、一般入試・共通テスト利用方式とも、理科の比率がやや大きくなっています。
理科でしっかりと得点できれば合格に大きく近付きますので、優先的に学習を進めることをおすすめします。
★医学部受験における理科の科目選択のポイントはこちら↓

近畿大学医学部の入試情報|学費・奨学金
最後に、学費や奨学金についても触れておきたいと思います。
国公立大学医学部の学費は6年間で400万円程度、私立大学の場合は2,000~4,600万円程度となっています。
近畿大学医学部の場合は、6年間で約4,000万円の納入が必要であり、学費はやや高い部類に入ります。
<近畿大学医学部の学費>
- 入学金 1,000,000円
- 授業料 5,804,500円×6年分 ※共済会費含む
- 入学時納入金 3,904,500円
- 合計 39,731,500円
(参考:入試情報・学費|近畿大学入試情報サイト (kindai.jp))
医学部には他学部のような特待生制度が無いため、基本的にはこれらの費用は全額負担する必要があります。
また、近畿大学独自の奨学金制度(近畿大学奨学金)がありますが、貸与のみとなっており、卒業後は毎年返還する必要があります。
家計の所得が一定以下の場合は「入学前予約採用型給付奨学金制度」によって、入学時に1回のみ、30万円の返還不要の奨学金を受けられる場合があります。
この制度を利用するためには、受験前に申請し、採用候補者に内定される必要があります。
申込資格は、
- ① 申込み者本人の父母(両方)または父母に代わって家計を支えている人の1年間 の総収入額をもとに算定し、家計基準を超過しない者。
- 高等学校の学習成績の状況(評定平均値)3.8以上の者。(医学部は4.0以上)
- 近畿大学への入学を強く希望し、受験予定の者。
となっており、①の家計基準については以下の例が示されています。
法学部・自宅通学・4人家族(弟が公立高校)の場合
- 給与所得の世帯 …年収822万円以下
- 給与所得以外の世帯 …所得414万円以下
※この金額は目安であり、家族の人数等により異なる。
少しでも学費の負担を減らしたい方は、こうした奨学金制度に申請するのも良いでしょう。
また、地域枠での受験によって返還不要の奨学金を受けることもできます。
ただし、卒業後9年間は指定された地域(主にへき地や離島)で勤務しなければならないという大きな制限が課されますので、地域枠での受験については慎重に検討するようにしましょう。
★医学部地域枠についての詳細はこちら↓

【近畿大学医学部】このままで合格できるか心配な方へ|簡単合格率チェック
近畿大学医学部を目指す受験生や保護者さまの中には、「今のペースで勉強していて、合格できるのだろうか…?」と不安を感じている方もいらっしゃると思います。
自分の勉強方法が合っているのか、このままのペースで勉強を続けていいのか知りたい方は、ぜひ以下の「合格可能性チェックリスト|近畿大学医学部編」をお試しください。
- 1日の勉強時間が平均6時間未満である
- 1日にスマホを1時間以上触っている
- 近畿大学医学部の出題傾向の変更について詳しく知らない
- 今の自分のレベルに合った問題がどんなものか分からない
- 近畿大学医学部の問題の難易度がどれくらいか分からない
- 時間を掛けて勉強しているのに点数が伸びない
- 苦手科目を重点的に勉強しているのに効果が現れない
- 「基礎から固めるのが大切」というが、具体的にどうすれば良いのかわからない
- 受験までの残り時間から逆算して計画を立てることができていない
- 参考書や問題集選びに時間を掛け過ぎてしまう
〔当てはまる項目数〕
- 0項目
- 順調に受験勉強が進められています!このままのペースで頑張りましょう。
- 1~2項目
- 良いペースですが、もう少し勉強の効率を上げることができそうです。
- 3~5項目以上
- 改善の余地がかなりあります。まずは1日のスケジュールから見直しましょう。
- 6項目以上
- かなり合格の可能性は低いです。本当に医学部に進学したいのか、今一度じっくり考えましょう。
チェックリストで3項目以上に当てはまった人は、まだまだ勉強方法やスケジュールに改善の余地があると考えられます。
また、それぞれのチェック項目から、「今の自分に不足している力」を見つけることができます。
例えば、チェック項目①②に当てはまる人は、「やり抜く力」が不足していると考えられます。
「やり抜く力」とは、自分でルールを決め、そのルールに則って行動する能力のことです。
受験においては、「毎日○時間勉強する」のようにコツコツと努力を積み重ねることが非常に大切です。
やり抜く力が不足していると、ついついダラダラしてしまったり、「今日くらいサボってもいいや」と課題を後回しにしたりしてしまいます。
そのため、勉強の量が不足することが多く、思ったように学力が伸びていきません。
やり抜く力が不足していると感じる人は、勉強に対する姿勢を今一度見直し、自分を律しながら受験勉強に挑むようにしましょう。
他にも、チェック項目⑩に当てはまる人は、「目的思考力」が不足していると考えられます。
例えば、「⑩参考書や問題集選びに時間を掛け過ぎてしまう」については、本来は良い参考書や問題集を選ぶことは目的ではなく、そこに載っている問題を解くことが目的であるにも関わらず、「参考書や問題集を選ぶ」という目的以外の行動に時間を費やしてしまっています。
「目的から考えて行動する力」は医学部受験において非常に大切です。
というのも、“合格するために今何をすべきか”を考え行動することが、効率よく学習を進めることにつながります。
やみくもに問題を解くのではなく、「なぜこの問題を解くのか」という目的意識を持つことで、漫然とただ問題量をこなすという勉強方法から一段ステップアップすることができます。
さらに、「目的から考えて行動する力」は個々の問題を解く際にも重要です。
問題文を読んだときに、「この問題で問われていることは何か」「問題作成者の意図は何か」というように、その問題の“目的”が考えられるようになると、解法の糸口も見つけやすくなります。
「毎日勉強を頑張りたいのに、ついついサボってしまう」
といった方は、「やり抜く力」や「目的思考力」などの“非認知能力”に課題があるのかもしれません。
非認知能力とは、学力や知能指数のようにテストで測ることのできない能力のことで、学力の向上にも大きな影響を与えるものとして、近年注目されています。(参考:平成30年度埼玉県学力・学習状況調査データ活用事業における分析結果概要(統計分析) (saitama.lg.jp))
上述のチェックリストでは、①②⑩以外も「挑戦」「解像度」などの非認知能力に対応しており、MEDICAL DIGの非認知能力診断を受けていただくことで、ご自身の非認知能力の強みと課題をさらに詳しく分析することができます。
まずは無料相談で現在のお悩みや課題を詳しくお伺いし、その際に併せて「非認知能力診断(30分程度)」を実施します(非認知能力診断も無料で実施させていただきます)。
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浪人で京都大学医学部を目指す方法のまとめ
近畿大学医学部の入試情報(制度、日程、科目・配点、学費)のまとめ
この記事では、近畿大学医学部の入試情報について詳しく解説してきました。
改めてポイントをまとめると以下のとおりです。
<POINT>
- 近畿大学医学部の入試制度は、一般入試・推薦入試・地域枠入試・共通テスト利用方式など多岐にわたる
- 入試制度を上手く組み合わせることで、合格のチャンスを増やすことができる
- いずれの選抜方法でも学科試験が重視されており、小論文や面接の対策は余力がある場合に取り組めば良い
- 英語と数学は近年出題傾向が変わったため要注意
- 共通テスト利用方式は日程ごとに科目と配点が異なる点に注意
- 学費は6年間で約4000万円と私立医学部の中でも高い部類に入る
近畿大学医学部の入試制度は多岐にわたりますが、自分の得意を活かし苦手をカバーできる制度を選ぶことによって、受験を有利に進めることができます。
また、近年は問題が易化傾向にあるため、基礎をしっかりと固め、確実に解ける問題を増やしていくことが合格を目指す際のポイントになります。
私たち医学部専門個別指導MEDICAL DIGでは、学習指導だけでなく、志望校選びから入試方法の選択まで、合格に向けて徹底的にサポートいたします。
また、MEDICAL DIGは“非認知能力”に着目した指導を強みとしており、一人ひとりの特性に合わせたオーダーメイドのカリキュラムの作成が可能です。
“非認知能力”とは、一人ひとりが持っている物事に向き合う姿勢や行動原理のことであり、その人がどんな非認知能力を持っているかによって効果的な勉強法は変わってきます。
- 予備校の講師の指導方法やテクニックを練習しているのに、身についた気がしない
- 自習室も活用して⻑時間勉強しているのに、暗記できなくて不安になる
このようなお悩みをお持ちの方は、ご自身の非認知能力と今の勉強法が上手く噛み合っておらず、学力の向上に結び付いていない可能性があります。
MEDICAL DIGでは、一人ひとりに合った勉強法を見つけ出すために、学習指導の前に丁寧なカウンセリングを行い、生徒さまが持っている非認知能力をまずは分析します。
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第一志望への合格を目指して、一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。